まさに男の中の男といっていい行動だろう。
俳優の阿部寛が2月8日、台北市内で行われた日本家電メーカーの新製品発表会に出席。東部・花蓮で6日に発生し、甚大な被害をもたらした地震について触れ、1000万円の寄付を発表した。
阿部は「非常につらく悲しい思いです」と率直な思いを明かし、「一日も早く皆さんの平穏な生活が戻ることをお祈りいたします」とのコメントを残している。
2011年に発生した東日本大震災の際、台湾は200億円にも及ぶ義援金を寄付しており、日本国民にも親しみのある国だが、真っ先にこういった行動を起こした阿部には無論、称賛の声が上がっている。
さすが売れっ子俳優と感じる行為だが、その寄付金額に驚いたという人も多いようだ。
「阿部は昨年10月にかかりつけの歯科クリニックで医療費を値切っていたことを週刊誌に報じられています。その内容は、保険適用外の治療を阿部が『保険適用にできるはず』と主張し、交渉の結果、見事に支払い額を半額にすることができたというもの。実際、料金が下がっているのだから阿部の主張は正しかったようですし、セレブぶって金銭感覚が麻痺しているよりよっぽどマシと好感度を上げていました。また、阿部自身も過去にバラエティ番組で自分がケチであることを認めているので、今回これだけの大金を寄付したということに驚かれているようです」(エンタメ誌ライター)
ネット上でも「阿部さん、いい人過ぎるな」「お金の使いどころがしっかり分かっている」「俺もこんな男になりたい」など、まさに絶賛の嵐だ。
自分のことはケチっても必要とされているところには惜しまない、その人間性を我々も見習いたいものだ。
(田村元希)