その人選に番組ファンは安心したようだ。
お笑いコンビの博多華丸・大吉の2人が、NHK朝の情報番組「あさイチ」の新司会を務めることがわかった。同局の近江友里恵アナとともに、3月末で番組司会を降板するV6の井ノ原快彦と有働由美子アナの後任を務める。
同番組は10年3月から井ノ原と有働アナのタッグで番組をスタートさせ、現在は同時間帯の視聴率1位を獲得するまでの人気番組に成長。お堅いイメージのNHKの朝の情報番組に新風を吹き込み、果敢に性の問題に踏み込んだり、時には号泣したりする有働アナと、それを優しく包み込み、人柄の良さがにじみ出る井ノ原の司会進行ぶりが好評だ。
そんな2人が作り上げた番組のスタイルが人気を博しただけに、“2人同時卒業”が発表されると番組ファンのショックは大きく、それだけに後任の人事にはかなりのプレッシャーがかかっていた。
そこで発表されたのは華丸・大吉という予想外の人選。だが、視聴者の反応は「華丸大吉が意外にいいと思う」「イノッチたちと違った良さが出てくることを期待しています」「大胆な起用だけど、これはこれで見てみたいな」など、大方好評のようだ。
「朝の番組には欠かせない爽やかさを兼ね備えており、好感度も高い華丸大吉ですから未知数の部分はありますが、今後の司会ぶりには期待が持てます。そして、世間から最も多かったのが『後任がジャニーズじゃなくてよかった』という声。『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気企画『ゴチになります!』では19年間レギュラーを務めたTOKIOの国分太一の後釜にSexy Zoneの中島健人が抜擢され、結局は世間の予想通りジャニーズの若手が起用されていたため、『あさイチ』もそうなってしまうのでは?と心配する声が多かったのです」(エンタメ誌ライター)
今までの番組とは完全に違った空気感になりそうだが、「ブラタモリ」で人気が定着してきた近江アナとどういった化学反応を起こすのかにも注目したい。
(田村元希)