今年がデビュー15周年のNEWS。大卒で高学歴の小山慶一郎と加藤シゲアキ、ファッションセンスが優れている増田貴久。そして、ジャニーズ初(?)のチャラ男・手越祐也。キャラクターの豊かさが魅力だ。中でも手越はNEWSイチの強運の持ち主だという。アイドル誌の編集者が教えてくれる。
「15歳の時、オーディションで合格したわずか10カ月後にNEWSとしてCDデビュー。が、その間に、もうひとつのラッキーを手にしていたんです。手越はジャニーズJr.の仲間と一緒にカラオケに行って、SMAPの『世界に一つだけの花』を熱唱。翌日、ジャニー喜多川社長がJr.の楽屋を訪れ、『Jr.で歌がうまいやつはいないのか? Jr.を変えてほしいんだ』と聞いてきたそうです。すると前の日にカラオケに行った仲間が『手越、めちゃくちゃ歌うまかったですよ』と答え、KAT-TUNのライブに出ることが決まったんです」
ちなみに、そのやり取りの最中、当の手越はトイレで大きいほうを出していた。戻ってくるとジャニー社長から「歌を歌えるらしいじゃないか。やってみなよ」と言われ、2日後のライブ出演を言い渡された。それが客前で生まれて初めてマイクを握ったステージだったのだ。
「KAT-TUNのバックではあったものの、入所したばかりのJr.がマイクを持てるなんて、異例中の異例。しかも、そのステージでパートナーとなったのは増田。そんな2人が03年にNEWSとなって、06年には派生デュオ・テゴマスとしても始動するとは不思議な縁です」(前出・アイドル誌編集者)
「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)では、自らスターと言い張る破天荒なキャラになったが、その萌芽はJr.時代にあったようだ。
(北村ともこ)