今春スタートのフジテレビ・ゴールデンタイムドラマは、長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」、火曜9時はドラマ初主演の坂口健太郎による「シグナル 長期未解決事件捜査班」、そして木曜10時は、ディーン・フジオカ主演の復讐劇「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」。
中でも注目されるのが、視聴率の低迷が続き“瀕死状態”とまで囁かれている月曜9時枠だろう。テレビ誌ライターに聞いた。
「2017年10月は、高視聴率女優と言われた篠原涼子を主演に投入しました。初回こそ9.0%でしたが、最終回は最低視聴率を更新し4.6%と惨敗。今年1月の『海月姫』の平均視聴率も6.1%。救世主と言われる長澤でも数字が取れなかったとしたら、過去に高視聴率だった作品をシリーズ化するしかないですね」
では、坂口が初主演する「シグナル」はどうだろうか。
「これは、16年に韓国で放送されたドラマのリメイクで現地では最高視聴率15%を記録しました。物語は、過去と現在の刑事が無線機を通じて未解決事件を解き明かすというもの。この斬新なストーリーが韓国では支持されましたが、視聴者の中にはアンチ韓流もいるので微妙です。そのムードを坂口の魅力と北村一輝、渡部篤郎らがどう払拭できるかにかかっていると思います」(前出・テレビ誌ライター)
最後に、このところ数字が取れないと話題のディーンのドラマについて聞いた。
「無実の罪で監獄に送られ、脱獄し巨万の富を手にして、陥れた者たちに復讐する有名な物語。この手のドロドロ話は、同局の昼帯ドラマの真骨頂でした。原作は有名な作品なので、結論も見えている。このところ演技に?マークの付くディーン。演技によっては大コケの可能性大です」(前出・テレビ誌ライター)
ドラマで数字の取れないフジテレビ。いっそ、テレビ朝日のように高視聴率ドラマをシリーズ化するしかないかもしれない。