彼女の十八番は活字でも十分に威力を発揮するようだ。
モデルでタレントの滝沢カレンが4月10日、自身のインスタグラムを更新し、ファンへの愛情を“彼女なりのメソッド”で伝えている。
写真投稿がメインとなるインスタグラムにあって、突如掲載された滝沢による18行におよぶ長文メッセージは異様な存在感を放った。それは彼女の人気が爆発するキッカケともなった“不思議日本語”のSNS特別バージョンだ。
「みなさん、こんにちは」と切り出した滝沢は、日頃から自らを応援してくれるファンを「優しすぎますし、大好きです」とした上で、「“待ってました”の言葉を添えた皆様のがどれだけ私の胸に突き刺さっているか分かってほしいくらいありがとうございます」と、出だしから“滝沢節”が炸裂。続けて「コメントは片っ端から読んでまた読むので計2回は皆さんのを絶対確実に読んでます」「素敵な方々が住人で本当に嬉しい」「機械がくれた出会いに、機械音痴ではまだまだいれない私がいます」などと、奇っ怪な言葉で感謝の意を述べた。
もはや解読不可能な“活字芸”は18行にも及び、すべての意を汲むのは至難の技だが、ファンからのリアクションは相も変わらず好評で「文章ひとつひとつがすてき」「カレンちゃんの文読んでると笑顔になる」「腹筋壊れるから途中で読むのやめた」「皆を笑顔にする文才」といった賛辞が並ぶ。
「ファン想いの滝沢らしい長文メッセージでしたが、おそらくファンの中にもこの文章を本当の意味で読破した人間は皆無かもしれません。最近はハーフ系モデルの間でタメ口トークが蔓延していますが、滝沢のように丁寧な敬語を使いながら、なおかつボケもかませるモデルは稀有な存在です。それに加えて圧倒的な美貌もあるわけですから、今後もファンは男女を問わずに増え続けるでしょうね」(テレビ誌ライター)
決して、芸人が狙ってできる笑いではない。ここに、滝沢カレンの強さが現れている。
(木村慎吾)