嵐の54枚目のシングル「Find The Answer」が発売初週で39.5万枚を売り上げ、3月5日付けのオリコン週間シングルランキングで、初登場1位を獲得した。松本潤の主演ドラマ「99.9─刑事専門弁護士─SEASONII」(TBS系)の主題歌として書き下ろされた同曲。これにて、デビュー曲「A・RA・SHI」から通算50作連続でトップを獲得して、B’zの49作を上回り、歴代トップに躍り出た。
「もはやキングの貫禄すら漂う嵐。そのレコーディングは独特です。完成したばかりの楽曲は歌割りがされていません。その状態でメンバーはそれぞれ歌入れをするんです。あがった5種類の楽曲を聴いたディレクターが、歌割りを決めていくんです。つまり、メンバーが自分のパートを知るのは、音源化されたあとです」(アイドル誌ライター)
あらかじめ担当の歌唱パートが決まっており、その箇所だけをレコーディングするパターンもある。ジャニーズWESTがそうだ。これなら、1時間以内で歌入れは終わる。しかし、嵐は1曲で2時間は要するという。
「ジャニーズには、自社の音楽レーベルが3つあります。『J Storm』、『Johnny’s Entertainment』、関ジャニ∞が独立した『INFINITY RECORDS』。これらに加えて、Kis-My-Ft2などが身を置く『avex』、解散したSMAPの音源を管理している『ビクター』もあります。さらに今春、King&Princeのデビューにともなって、新レーベルの『Johnnys’ Universe』が誕生します。嵐が所属しているのはJ Storm。TOKIO、KAT-TUN、Hey!Say!JUMPも所属アーティストですが、全グループが1曲丸ごと歌う“嵐システム”なのかは不明です。嵐独自のものかもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
嵐だけの方式だとしたら、これがヒットを連発している理由かも?
(北村ともこ)