人から嫌なことを言われたとき、人の嫌な行為を見たときなど、猛烈な怒りを感じることはありませんか? でも、そんな相手に対して、暴言を吐いたり手を出したりすればトラブルに発展してしまいます。そうならないためにも、感情をコントロールする方法を知っておきたいものです。
日本アンガーマネジメント協会・理事である小林浩志さんの著書「パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門」(東洋経済新報社刊)によると、怒りを感じたら、人は呼吸が浅くなり、冷静でいられなくなるのだとか。そんなときには、鼻から息を大きく吸っていったん止め、口から息をゆっくり吐き出すのがいいそうですよ。腹式呼吸の要領で行いましょう。呼吸が整えば、冷静になってくるそうです。
また、心理学者の湯川進太郎さん編集「怒りの心理学:怒りとうまくつきあうための理論と方法」(有斐閣刊)によると、怒りをコントロールする手段として、近年“筆記”が注目されているのだとか。自分の感情を紙に描いて、ワンクッション置いてみるというのもよさそうですね。