乙武洋匡氏が語った「私はボコボコにやられた初めての障がい者」の深意

 作家の乙武洋匡氏が8月17日に放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(テレビ東京系)に出演し、過去のバッシングや政界進出などについて語った。

 かつて、自身の著作「五体不満足」が社会現象を巻き起こすベストセラーとなったことで、政界からの手招きをたびたび受けるようになったと明かした乙武氏は、障がい者に限らず、性的マイノリティなどを含む“少数派”が“多数派”と同じような自由を享受し、平等なチャンスを与えられる社会にしたいとの想いから、本気で政界進出を視野に入れていたと告白。現在でも政治の世界へ飛び込む熱意はまだあるのかと問われると、「いや、誰も僕に期待なんてしてないでしょ」と苦笑いしている。

 ただ、そもそも政治家になるという強いこだわりを持っているわけではなく、一番やりたいことは「どんな境遇の人でも色んなチャンスが与えられる社会にする」ことだと説明した乙武氏。今後の展望としては「立場を問うことなく、そういうことに何らかの貢献ができたら」と語った。

「番組内では、2016年に報じられた5人の女性との不貞騒動についても取り上げられ、乙武氏は自身を『ここまでフルスイングで全国からボコボコにやられた障がい者って始めてだと思う』と振り返りました。これには番組MCのネプチューン・名倉潤も『叩いていいってしたのは乙武さんだと思う』と言い切り、次長課長・河本準一も『めっちゃモテるんだ乙武さんって思った』と感心した様子。本人も『僕が世に登場するまでは障がい者は可哀相な人だったし、守ってあげなきゃいけない弱者という扱いでした』と語るように、乙武氏はその殻を良い意味でも悪い意味でも破った初めてのケースといえるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)

 手本にしている人物としては、かつて1995年に周囲の反対を押し切り、日本人のメジャーリーグへの道を切り開いた野茂英雄氏の名前を挙げた乙武氏。どんなに強いバッシングを受けながらも、先駆者としての役割を果たした人間への敬意を示し、自身も「色んな山に旗を立てていきたい」と意気込む。

“どんな境遇の人にも平等のチャンスを”。乙武氏が掲げる目標はとてつもなく大きく、かつ夢のあるものなのかもしれない。

(木村慎吾)

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