巨峰やデラウェア、マスカットなど、秋にはさまざまな「ぶどう」がスーパーに並びますよね。きっと、いずれかをいただく機会もあるのではないでしょうか。しかし、「種がある」「皮をむくのが面倒」などの理由から、敬遠してしまう人もいるようです。ところが、最近は種なしの品種も多く普及していますし、何より、実はぶどうは皮ごと食べたほうがいいそうなんですよ。
それは、ぶどうの皮には「ポリフェノール」がたっぷり含まれているからなんだとか。ポリフェノールといえば、抗酸化作用が強いことで知られていますよね。女性なら「美肌効果」も見逃せない効用です。「最新版 栄養がわかる 体によく効く食材事典」(学研プラス刊)では、ぶどうは皮ごと口に入れ、後から皮を出すという食べ方が勧められていました。そうすることで、ポリフェノールも摂取できるというわけですね。
ところで、ぶどうはそのまま食べるのが一般的ですが、料理にも活用できるようなんです。その一例が、肉のソテーのソースにするという、なんともおしゃれな使い方。また、江戸時代の料理本でも紹介されている、ぶどうと大根おろしを一緒にいただく「はじき葡萄(ぶどう)」などの料理も。他にもサラダに入れるなど、実はいろいろな食べ方があるようですね。
旬の味覚をいただくのは何とも言えない贅沢。女性にうれしい栄養面での効果も期待できるなら、この秋、食べない選択肢はないですよね。ぜひ、ポリフェノールによる抗酸化作用と、何より旬の美味しさを味わってみてくださいね。