かつて、国民的人気グループだったファンキーモンキーベイビーズ。そのボーカルとして人気を博したファンキー加藤が紆余曲折を経て、現在は全国各地で無料ライブツアーを行っていることがメディアで報じられた。
「『超原点回帰』と銘打ったライブツアーですが、会場はデパートやショッピングモールの屋上や駐車場など。要はツアーという名の地方巡業ですね。でも、もともと力強い歌唱力の持ち主ですし、ヒット曲も数多くありますから、彼が歌い始めるとお客さんはかなり集まるようです」(女性誌ライター)
その状況からして“一から出直し”感がうかがえるものの、オリコンでトップ10に入ったシングルが13曲、アルバムも4作が1位になったかつての超人気者としては寂しすぎるツアーかもしれない。
「そのぐらい振り出しに戻らないと世間は聴く耳を持ってくれないということでしょう。“ゲス不貞”という言葉が大流行していた約2年前、彼の起こしたスキャンダルはトドメと言ってもいいほどのレベルでしたからね。加藤自身の妻が妊娠中という状況で、よりによって友人であるアンタッチャブル柴田英嗣の妻と関係し、さらに妊娠させてしまったのですから、世の女性たちは非難するどころか“何を言ってるのかわからない”とポカンとなったほど。ファンモン時代の歌のイメージと真逆の素顔に、人気も潮が引くように一気に醒めました」(前出・女性誌ライター)
残念ながら、原点回帰の無料ツアー中もネット上には辛らつな言葉ばかり。「どれだけ頑張ってももう何も響かない」「歌詞と人格の違いがエグい」「昔のCDは捨てました」「避妊もできない男は絶対に無理」「歌が全部ウソ」などと容赦のないブーイングが浴びせられている。
裏切った妻には「一生かけて償っていく」と誓った加藤だが、ファンの不信は解けていない。ブーイングの声と同様、加藤のおこないと歌ってきた“綺麗ごと”とのギャップの代償は大きすぎた。
(飯野さつき)