10月2日放送の情報番組「ビビット」(TBS系)にて、コメンテーターを務める堀尾正明アナが“珍質問”を連発した。
番組では、免疫の攻撃力を抑えるたんぱく質を発見したことにより、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学特別教授の本庶佑氏を特集。京都大学にいる本庶氏とスタジオをつなぎ、インタビューが行われた。
「大した質問はありませんでした。まずMCの国分太一は、本庶氏が奥様とどんな話をしたか、という質問。深い話はできなかったと答えられて終わりです。次にMCの真矢ミキは若い研究者へのメッセージを聞いていましたが、視聴者の大半は研究者ではなく、主婦層ですからね。この研究の成果がどんなものなのか、一般の人へ向けてのメッセージを聞きたかったところですね」(芸能記者)
極め付けが、堀尾アナだ。「本庶さんは阪神タイガースのファンだと伺っておりますけれども、今、5位と6位をウロチョロしていますが、どうすれば強くなるとお思いですか?」と、まさかの“暴投”質問。本庶氏は真摯に「まず指揮官の交代です」と答えたが、堀尾アナは「(監督の)金本さん、それ、お怒りになると思いますが、あとは具体的に戦力はどうでしょうか」と、プロ野球ネタを止めなかった。本庶氏も阪神がよほど好きらしく「もっと打つ人がほしい」「藤浪をもっと活用しないと」と真面目に答えていたが、ノーベル賞受賞直後のインタビューとしては違和感が残った。
「台本通りの質問かもしれませんが、研究に関する質問が1つもないのはいかがなものでしょうか。受賞者に対しても失礼だと思います。特に堀尾アナはNHK時代、エグゼクティブアナウンサーを務めたほどの実力者。ノーベル賞受賞者に対して、阪神に関する質問だけとは情けない」(前出・芸能記者)
実は、堀尾アナは過去にも見当違いの質問をして、ダメ出しを受けていた。
「4月、同番組に平昌五輪女子フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワが生出演したときのことです。堀尾アナは好きな男性のタイプを聞き、ザギトワから『あまりいい質問じゃない』と苦笑いされていました。スケートとはまったく関係ないですし、おじさんが初対面の15歳の少女にする質問ではないでしょう」(前出・芸能記者)
研究者として通説を疑う姿勢を大事にしているという本庶教授。堀尾アナも一度、自身の質問力を疑ってはどうか。
(石田英明)