10月1日から、元NHKアナウンサー・有働由美子アナが「news zero」(日本テレビ系)のメインキャスターに就任した。同番組では、第1回目から視聴者をヒヤッとさせる場面があったという。
「初回は、本庶佑氏のノーベル賞受賞を受けて、京都大学の山中伸弥教授と中継を繋ぎ、有働アナがトークをしました。しかし開口一番、有働アナが『ちょっとなんか、眠そうな表情でいらっしゃいますが』と発言したことで、一部視聴者からは『失礼ではないか?』という厳しい声も。ですが第2回にゲスト出演したタモリは、有働アナのことを『有働さんはゲストが来ても人を小バカにしたようなところがある』と指摘するも、『男というのは好きな女から叱られたいんですよ』と、そんな天然な部分こそが彼女の魅力であると評しています」(テレビ誌記者)
確かに有働アナが「眠そう」と発言したことで、山中教授の笑顔を引き出すことに成功し、NHK時代のファンからも「この堅苦しくない感じが有働さんの魅力」という意見もあがっている。
だがネットでは、有働アナの進行には賛否の声が飛びかっており、本人がその意見を目にしてしまう瞬間があったという。
「放送終了後は『ウドウ反省会』と題し、出演者たちがSNSを通して視聴者の意見に答えていくネット配信が行われています。そこではリアルタイムで視聴者のコメントが流れてくるのですが、中には『(前任者の)村尾さんの方が良かった』などの辛辣な意見もあるため、有働アナは『さっきからいっぱい“有働さんはダメだ”みたいなのが来てるけど…』と表情を曇らせるシーンがありました。すると、隣にいた研究者の落合陽一氏は『批判意見の10倍は賛成意見があって、賛成の人は口を出さないだけです!』『10倍有働さんのこと良いって思ってますよ! 大丈夫ですよ!』と、変わり者と言われる彼が、珍しく他人をフォローする一幕がありました」(前出・テレビ誌記者)
NHK時代は、ハツラツとした明るさや天然発言が魅力だった有働アナ。批判の声に自信をなくすことなく、民放でも自分を貫いていってほしいものだ。