新垣結衣が主演を務めるドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)が10月10日にスタート。制作会社の中堅社員として日々、社長から罵倒されたり、無能な後輩に翻弄されるなど、観ているだけで気の毒になるようなシーンが続出した。
「社長の横暴ぶりはステレオタイプ過ぎるものの、会社で同じように怒鳴られている人にとっては、観ていてツラいシーンになりそう。また生真面目な性格ゆえに仕事を抱え過ぎてしまう新垣の姿には、自分を投影した視聴者も多かったことでしょう。決して後味のいい内容ではありませんが、視聴者の共感を得ることはできそうです」(女性誌のライター)
ドラマの後半では取引先の部長から謝罪を要求され、意を決して土下座するという場面もあった。ここで映し出された、女性視聴者が思わず悲鳴をあげたシーンについて、女性誌ライターが続ける。
「土下座する新垣の前に屈みこんだ部長は、『女の子困らせるのは趣味じゃないんだよなあ。ゴメンねえ、ゴメンゴメン』と言いながら、彼女の頭をなでなでしたのです。この“なでなで”に女性視聴者からは《キモすぎる!》《吐きそう》といった悲鳴が続出。なかには《こういうオヤジ、本当にいるんだよ…》と被害を訴える声もありました。これは世の男性に覚えておいてもらいたいのですが、女性の頭をなでなでしていいのは家族と彼氏だけ。友達でもないただの取引相手に頭をなでられるなど、もはやセクハラ被害も同然です」
女性にとっては身につまされるシーンの多い「獣になれない私たち」。男性視聴者は“これをやったら女性に嫌われる”というケーススタディだと思いながら観るのがいいのかもしれない。
(白根麻子)