これが純愛なのか? 視聴者の度肝を抜く展開となった11月27日放送のドラマ「中学聖日記」(TBS系)第8話。有村架純演じる教師・末永聖はこの日の放送で、3年前に自分が起こした淫行まがいの行動について現在勤務する小学校の保護者と教員仲間の前で詳細を説明。渡辺大演じる交際相手で同僚教師の野上から、父親が倒れたので教師を辞めて実家の料亭を継ぐことになり「一緒にこの町を出ませんか」と誘われるも露骨なほどの困った顔。挙句の果てには野上に「やっぱりダメですかね」「会いたい人がいるんでしょ。行ってください」とまで言わせ、聖は岡田健史演じる黒岩が乗るフェリーに飛び乗ったのだった。
「これぞドラマチックな展開と言えますが、聖の表情が乏しく、揺れ動く心理があまり視聴者に伝わらなかったようで、ネット上では『聖サイテー』『クズすぎる』『獣になってる末永聖』『聖に全く共感できない』など批判の声が続出しているのだとか。その一方で『野上先生に泣ける』『結婚するなら絶対野上』『野上先生がいい人すぎる』など、野上が見せた大人の男としての優しさに称賛の声が集まっているようです。また、これをきっかけに野上を演じている渡辺大が、渡辺謙の長男で、杏の兄であることを知った視聴者も少なくなかったようで『野上先生が謙さんの息子で杏ちゃんのお兄さんだったとは』『そういえば野上先生、目元がパパと妹に似ててきれい』『出番は少なかったけど、これで渡辺謙の息子とか妹が杏とか言われる前に「野上先生やった人」で覚えられた気がする』といった声もあるようです」(テレビ誌ライター)
教師を辞めて料亭を継ぐ野上は、次回からは登場しないかもしれない。しかし野上を演じた渡辺は、これからは役者として「代表作は『中学聖日記』です」と言えるのではないだろうか。