「NGなしジャニーズ」を標榜するA.B.C-Zは、地上波レギュラーが「ABChanZoo」(テレビ東京系)の1本だけという状況が久しく続いている。グループの名を広めたのは塚田僚一だが、ほかの4人もズバ抜けたダンススキルを持ち、大御所の少年隊からも絶大な信頼を得ている。
センターは最年少(25歳)の橋本良亮。今年は、前身グループのA.B.Cに加入してちょうど10年の記念イヤーだった。この間、グループ活動のみならず、ソロコンサートや演劇、ミュージカル、映画、ドラマでも高い実績を残している。メンバー4人は全員先輩にあたり、最年長で最古参の五関晃一とは8歳の年齢差だ。
メンバーは時に橋本の暴走行動に肝を冷やすことがあると、アイドル雑誌のライターが教えてくれた。
「飲んでいる席で、大先輩に対して馴れ馴れしすぎる態度を取ってしまうそうです。五関が目撃したのは、橋本が東山紀之の肩に肘をかけていた場面。NEWSの小山慶一郎が見たのは、近藤真彦の肩に橋本が肘を置きながら、『マッチさん、飲んでますか?』と言ったシーン。はっしーの大物ぶりに、みんなドン引きしたそう」
プライベートではポンコツすぎる橋本。しかし、他のメンバーに比べて経験が少ないことをカバーしようと、人一倍の努力をするという一面もある。3年前には、およそ1カ月半で驚異の15kgダイエットに成功。その方法は、常人離れしたもので、動物性たんぱく質の摂取、15kmのランニングを1日2回、なわとび500回、筋トレ、入浴、脂肪燃焼スープを摂るなど、とにかく徹底した。
「それでも天然ぷりは相変わらず。お酒の席では、まだやらかしています。ある日の宴でのこと。マッチも出席する席でKinKi Kidsの堂本光一がみんなにシャンパンを注いでいましたが、あふれてしまったそうです。それを橋本は口で受けて、そのグラスを光一に飲むよう、手渡したんです(笑)。ここまでくれば、天然の域を超えて恐ろしさを感じます」(前出・アイドル誌ライター)
メンバーきっての天然ボケにして、凝り性。かつて鶏肉にハマったときは、近所の焼き鳥屋に60日間連続で通ったことがあるという伝説の持ち主だ。
天才か凡才か、奇人か変人か──。橋本のナゾ過ぎる言動には評価がつけられない。
(北村ともこ)