普通に社会生活を送っていれば、周囲に「この人、苦手だ…」という人もいるのではないでしょうか。そんなときに重要なのが、ストレスを回避すること。でも実際には、それはかなりのテクニックが必要なようです。
精神科医の水島広子さんの著書「『対人関係療法』の精神科医が教える『苦手な人』とのつき合いがラクになる本」(PHP研究所刊)によると、なぜ人を苦手と思うかというと、相手から何かしらのアクションがあったときに、自分が“コントロールできない感じ”になるからなんだとか。つまりは、自分の領域にズカズカと入り込んできたときに、人はその相手に対して「苦手」と感じるそうです。ということは、その状況をコントロールできれば、苦手ではなくなるということですよね。
例えば、勝手に「決めつける」人に対しては、「相変わらず決めつけがひどいね~。そんなことないって~」などと、軽くいなすことができれば、ある程度は感情のコントロールができているので、苦手意識は薄まるのだそうですよ。
また、接客アドバイザーである北山節子さんの著書「元カリスマ店長が明かす“苦手な人”がいなくなる!人づきあい29のルール」(PHP研究所刊)には、初めから相手を拒否せず、まずは相手を認めることが大事だと書かれていました。
コミュニケーションを取ろうとせず、「あの人は苦手だから…」と逃げてばかりいては、その関係性は何も変わりません。身近にいる人ならなおさらです。その人と向き合いつつも適度な距離感を保つのが、ストレス回避の第一歩なのかもしれませんね。