先ごろ、ランキングサイト「ランキングー!」で発表された、「カッコいいと思う平成仮面ライダー俳優ランキング」。1位は「仮面ライダー電王」の佐藤健という誰もが納得の結果となったのだが、注目すべきは5位に「仮面ライダーカブト」の水嶋ヒロが入ったことだ。
水嶋は2009年、同じ大手事務所に所属する人気歌手・絢香と結婚し、翌年に同事務所を退社。直後に小説「KAGEROU」がポプラ社小説大賞を受賞して大きな話題となった。
「しかし、その後は何をやっているのか、何をやりたいのかよく分からず、14年には映画『黒執事』で俳優復帰を果たして共同プロデューサーとしても名前を連ねたが、これが大コケ。続編の予定も立ち消えになりました。絢香との結婚も事務所にほとんど相談のないままの強行で揃って独立したこともあり、とても円満退社とは言えない状況だったといいます。そのため業界内でも扱いづらい存在で、一般的には消えた扱いになっている」(芸能リポーター)
そんな水嶋が今も5位にランクされるのだから、いかにカブトの水嶋が視聴者に鮮烈な印象を残していたかという証だろう。
「仮面ライダーは、テレビ朝日、東映、バンダイにそれぞれ担当プロデューサーがいるため、ライダー俳優のキャスティングは三者の意見がピタリと一致してはじめて決まります。それだけ厳しい条件をクリアするからこそ、次々に魅力的な俳優が輩出されるわけですが、水嶋に関しては、一人のプロデューサーが初めて会ったときに一目惚れして独断で起用を決めてしまった経緯があるという。それでも、決定後に他の二者に水嶋を会わせたところ、双方一発で気に入ったといいます。そのインパクトは、佐藤健以上だったといいますからね」(テレビ局関係者)
インスタグラムなどを見ると、変わらぬイケメンぶりである。またドラマや映画の最前線に戻ってきてもらいたいものだ。
(露口正義)