Kis-My-Ft2の2019年は、レギュラー冠番組の「キスマイ超BUSAIKU!?」(フジテレビ系)と「10万円でできるかな」(テレビ朝日系)が特番で放映され、幸先いいスタートをきった。今年も仕事は絶好調であろうキスマイ。1月から順次スタートしている、JNN系列のローカル8局の共同制作バラエティー番組「GO!GO!ニンじゃぽん」のシーズン2に、舞祭組(横尾渉、二階堂高嗣、宮田俊哉、千賀健永)がレギュラーゲストとして出演する。さらに2月8日には、映像配信サービス・dTVで新冠番組「キスマイどきどきーん!」が開始。映像サービス番組でキスマイがオリジナルコンテンツを配信するのは、初の試みだ。
地上波、ラジオ、映像配信など、続々と活動の場を広げるするキスマイ。この順調ぶりは「ジャニーズグループのジンクス通り」との声も上がっている。いったいどういうことか。
「ジャニーズには、ステージから落下したら売れるというジンクスがあるんです。キスマイは、メンバー7人のうち3人がデビュー前、ステージから転落しているんです。驚くのは横尾です。09年10月3日、大分iichikoグランシアタでオリジナルソング『テンション』を熱唱中、ローラースケートで回りすぎて、止まらなくなってしまい落ちたんですが、これがキスマイの初単独コンサートだったんです。幸いにもケガはなく、公演中に復帰しています」(アイドル誌ライター)
翌10年は、玉森裕太と北山宏光が続いた。
「4月4日のマリンメッセ福岡公演で、玉森が落下。大事には至りませんでした。そのわずか3カ月の7月24日、KAT-TUNの東京ドーム公演で、バックダンサーだった北山が、ステージから突然姿を消しました。キスマイのオリジナルソング『FIRE BEAT』をKAT-TUNと一緒に歌っていた最中だったので、咄嗟に亀梨和也が『おい、大丈夫か!』と叫んでいます。空いた北山のポジションには、二階堂がさりげなく入ってフォロー。北山は、公演中に戻ってきています」(前出・アイドル誌ライター)
本番中に落下といえば、昨年大みそかから今年元旦にかけて生放送された「ジャニーズカウントダウン2018-2019」(フジ系)のSexy Zone・マリウス葉が思い出される。マリウスは、今回が年齢制限をクリアして初参加となったが、デビュー曲「Sexy Zone」を歌唱中、踊りながら後ろの空洞に転落。ネットを騒然とさせたが、オンエア中に生還している。
セクゾはすでに売れっ子だが、キスマイの場合は“落下3連弾”の翌11年、待望のCDデビュー。まさに、ステージから落ちて運を上げるジャニーズのジンクスを、体を張って実証してみせたのだ。
(北村ともこ)