宮藤官九郎脚本による大河ドラマ「いだてん」(NHK)で、若かりし日の古今亭志ん生こと美濃部孝蔵を演じている森山未來。このドラマは志ん生が落語を語る体裁で、主役の金栗四三とオリンピック黎明期が描かれているため、森山と同じく志ん生を演じているビートたけしとともにナレーションも担当。俳優として実力の高い森山の滑舌のいいナレーションは、たけしに比べ聞き取りやすいと評判になっている。
「森山は同業者のファンが多いことで知られていて、市川海老蔵や椎名林檎、吉永小百合など、そうそうたるメンツからラブコールを送られています。かつては松田美由紀が社長を務める芸能事務所に所属していましたが、生来の自由人である森山は、2016年11月に個人事務所を設立。2010年7月期放送の深夜枠ドラマ『モテキ』(テレビ東京系)で主演した際には、ゴールデンタイム枠のドラマとは違う面白さがあることを初めて知ったのだとか。三十路間近のモテない男が突然迎えた“モテ期”に喜び、戸惑う藤本幸世をリアルに演じ、多くのファンを獲得すると、その後は映画『世界の中心で愛を叫ぶ』『怒り』、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『プルートゥ PLUTO』など注目作品に多数出演し話題に。その反面、テレビ出演は激減していたため、『いだてん』の出演が決まるとファンは大喜び。ダンサーとしての顔も持つ森山の実力の高さがうかがえる、しなやかで軽やかな美しい身のこなしに、新たなファンも急増しているようです」(女性誌記者)
これをきっかけにテレビ出演を増やしてくれると嬉しいのだが。