差別を思わせるという理由で、著名ブランドの商品などの販売中止が相次いているが、昨年「世界で最も稼いだ女性シンガー」とも言われたケイティ・ペリーまでもが差別バッシングの標的になってしまったようだ。こういった場合、差別意識に対する過剰反応という同情的な見方をされる場合もあるが、今回のケイティは「自業自得」といった批判と共に、失笑を買ってしまっている。
「ケイティのファッションブランド『ケイティ・ペリー・コレクション』で発売予定だった2種類の靴が黒人差別バッシングを受けて販売中止になるようです。先日、グッチのセーターデザインが“ブラックフェイス”を想起させるという理由で販売中止になったばかりですが、立て続けですね。確かに最近の差別指摘風潮は行きすぎな部分もありますが、残念ながら今回のケイティブランドの靴は、それ以前の問題で疑問の声が出てもおかしくない。『ルーフェイス・スリップオン・ローファー』という商品ですが、全体が黒いカラーで、そこに明らかにギョロっとした目、鼻、そして黒人風を後押しするかのような分厚い赤い唇のようなあしらい。センスが一切感じられず、この販売中止に関してブランドは現時点でノーコメントのようですが、なぜ、こんなデザインにしたか聞いてみたくなる異様な感じです」(ファッション誌ライター)
ネット上でもケイティ側の感性を疑う声が圧倒的。「これはまずいと思う」「販売されても欲しくないセンスの悪さ」「グッチもそうだけど、なぜ赤い唇をデザインするわけ?」と、ほとんど彼女を擁護する声がない。なかには「ケイティはほんとに黒人差別主義者なのでは?」と勘ぐる意見も出てきているとか。
ツアーでは稼ぎまくっても、最近はライバルのテイラー・スウィフトらに比べCD売り上げがガタ落ちというケイティ。今回のつまづきがキャリアの致命傷にならなければいいが……。
(飯野さつき)