ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日本テレビ系)で、主役の臨床犯罪学者・火村英生を演じている斎藤工。若手演技派と呼ばれる窪田正孝が演じる推理作家・有栖川有栖とバディを組んで殺人事件を解決する推理ドラマなのだが、「放送開始直後から、『斎藤に学者は合わない』『斎藤には“男檀蜜”ポジションを与えて』など、斎藤の“キャラチェンジ”に異議を唱える女性たちがかなり多かった」(女性誌編集者)
そんな斎藤には、恋愛コメディドラマ「ダメな私に恋してください」(TBS系)で深田恭子のドSな元上司役を演じているディーン・フジオカと比較する声も多い。ネット上では、女性たちを中心に「斎藤さんに論理的なセリフは似合わない。ディーンのほうが似合う」「斎藤さんには恋愛ドラマで甘いセリフを言ってほしいけれど、ディーンさんには硬いドラマに出て萌えさせてほしい」といった“キャスティング・ミス”が指摘されている。テレビ誌ライターが語る。
「斎藤とディーンがキャストをチェンジすれば、両ドラマは盛り上がっていたでしょうね。これら多くの女性、特に影響力の大きいF1層(20歳~34歳の女性)の願望を、今期のドラマはことごとく外しているんです。だからどのドラマも視聴率が伸びないのだと思いますよ」
これまでの平均視聴率は「臨床犯罪学者~」が9.4%(第6回まで)、「ダメな私に~」が9.2%(第7回まで)。女性のニーズに合うドラマ作りをしていれば、視聴率は2ケタを記録していたかもしれない。