昨シーズン、衝撃的な現役復帰を果たし、新たなシーズンは世界も視野に入れて競技を続けると宣言したフィギュアスケートの高橋大輔選手。7月下旬には源氏物語を題材にしたアイスショー「氷艶 hyoen2019‐月光りの如く」が開催される予定だが、そんな大イベントを前にフィギュア教室を開催した。
「高橋選手がスケートの特別教室を開催したのは、新潟市の主催MGC三菱ガス化学アイスアリーナでのセミナーです。ここでのスケート教室に参加している生徒たちに、高橋選手がスケーティングやジャンプの指導をしたのです」(スポーツライター)
参加生徒45人。高橋大輔選手をひと目見たいとかけつけた観客は400人超という大賑わいだった。
「高橋選手は、新潟から世界を目指す選手が出てくれればと語っていました。普段、試合やアイスショーをなかなか見られないところでと、日本各地でサンクスツアーを行っている浅田真央といい、高橋選手といい、決してスケートが盛んではない土地でイベントを行うところに、フィギュアスケートの発展を願う真摯な気持ちが伝わってきます」(前出・スポーツライター)
新潟のアイスアリーナは、過去に2つあった民間のアイスリンクの閉鎖により市民の嘆願で作られた。メインリンクはフィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラックスピードスケート。サブリンクはカーリングの国際公式企画に対応しており、2018年の平昌オリンピックの際にはロシアチームが直前合宿を行って話題になっている。
本格的なリンクでのトップ選手の活動が、きっと未来の選手を生み出す大きな力になるのは違いない。
(芝公子)