お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が7月6日深夜放送の「松本家の休日」(ABCテレビ)に出演し、反社会的勢力の集まるパーティーでの闇営業が発覚したことで、芸能活動を謹慎している雨上がり決死隊の宮迫博之をイジり倒している。
松本と宮迫が夫婦役となって関西で注目のスポットを渡り歩く同番組。宮迫の謹慎が発表されて以来最初の放送となった6日、宮迫は欠席し、共演者のたむらけんじがその不在理由を尋ねると、松本は「気付いた? 実は、あの…、今日は真面目な大事な話があるねん」と切り出し、最終的に「(宮迫は)闇営業バレて謹慎してんねん。だから、宮迫家が休日やねん」と笑いを交えながらもストレートに後輩の不祥事を説明した。
吉本興業にとってはあまりにも“笑えない”今回の騒動だが、宮迫の謹慎やその理由を全く隠すことなく紹介し、尚且つバラエティー番組としての空気感をも壊さなかった松本には賞賛の声が寄せられている。
「袴田吉彦や原田龍二、ベッキーなど、不貞俳優や炎上タレントを次々にイジり、笑いに変えてきた松本の手腕は流石の一言。情報番組である『ワイドナショー』(フジテレビ系)では真剣な表情で今回の騒動に厳しい指摘を送る場面も多いですが、バラエティではきっちりと笑えるように体裁を変え、宮迫が将来的に復帰しやすいようなムードを作ったと言えるでしょう。また、“反社会的勢力”というワードを出さず、あえて事務所と芸人間のトラブルである“闇営業”の観点のみに留めたのも、彼の巧さかもしれません。視聴者からも『この感覚がさすが松っちゃん』『分かりやすくて良い』『一番良い説明だと思う』『これは笑った!』『うやむやにせず、松本なりの説明で乗り切ったのは流石だね』などと好評ですよ」(テレビ誌ライター)
笑いも交えつつ、後輩の失態を隠すことなく公にする。宮迫に限らず、多くの“不祥事タレント”にとって、松本の番組は駆け込み寺として理想の環境とも言えるかもしれない?
(木村慎吾)