独特な表現で恩人を偲んだ。TOKIOの長瀬智也が、7月9日に87歳で他界したジャニー喜多川社長へ追悼のメッセージを送っている。
ジャニーズ事務所に所属、もしくはすでに退所した多くの著名人が先日、くも膜下出血でこの世を去ったジャニー氏へ感謝と別れの言葉を綴る中、長瀬のメッセージもまた“彼なり”の表現が詰まった愛情深いものだった。
「スポーツ報知」は7月10日配信のニュース記事において、長瀬によるジャニー氏への追悼メッセージを掲載。「あなたは少年のような心を持った男でした」との言葉で始まり、ジャニー氏に教わったという遊び心やプロ意識の概念、作品や表現者に対する情熱などについて言及され、続けて「ありきたりな言葉を言ったらつまらないと言うような男だと分かっているので僕なりに言わせていただきますが、あなたは最高です。最高以外の言葉が見つかりません。ジャニーさんはカッコ良すぎるのでたぶん地獄行きです。僕も地獄を目指している男なのでまた地獄で会いましょう。それまでゆっくりお休みください」との想いを寄せた。
「独特な空気感や、周囲とは一線を画す天然エピソードも多い長瀬らしい追悼メッセージからは、他と同じく、ジャニー社長への並々ならぬリスペクトを感じ取ることができます。“カッコ良すぎるのでたぶん地獄行き”と言及した後、自らも“地獄を目指している男”と表現し、40歳になっても若さや人気をキープし続けている長瀬の真髄を思わせます。一見荒々しい表現にも聞こえますが、『センスの良いコメントだね』『何も分からない人にはディスってるように見えるけど、これら長瀬にとってジャニーさんへのリスペクトの裏返し』『長瀬くんらしいかっこいいコメント』などの反応があり、世間は長瀬のメッセージに感銘を受けています」(テレビ誌ライター)
なお、“カッコ良すぎて地獄に落ちた”との表現は長瀬が2016年に出演した映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」の主題歌で使われたフレーズであり、長瀬にとっては思い入れの強いコピーだったのかもしれない。
(木村慎吾)