お盆休み直前、突然の発表で日本中を驚かせた自民党の小泉進次郎衆院議員と、フリーアナウンサーでタレントの滝川クリステルの電撃結婚。まさかのカップル誕生に、メディアも右往左往。結果、日本中が祝福する「おもてなし婚」として報道された。
確かにインパクトは強烈で、好感度の高かった2人ということもあって、ニュースが拡散した瞬間は「うっそ」「すごい大型カップル」「おめでとう~」「未来のファーストレディーにふさわしい」と歓迎コメントがSNS上でも飛び交った。
ところが…不思議なことに、時間が経過して騒動がクールダウンしてくると、そこかしこから「何か違和感?」「誰もそんなに祝福してないんですけどw」などと、これまで“進様”にはなかったような批判めいた声がひそひそと聞こえてきたようだ。
「理由はいくつか考えられます。まずはデキ婚だったこと。いろんな人たちが『別にいいけど美化すること?』と疑問を持ちました。そして、会見をまさかの首相官邸前でやったことにも疑問を抱かずにはいられなかった点でしょう。場所が場所だけにワイドショーの芸能記者は行けませんから、急遽2人にマイクを差し出したのは政治記者ばかり。質問も当たり障りのないようなものばかりで、小泉さんの“議員様然とした”真面目なコメントばかりでした。首相官邸前で会見したのは『痛いところをツッコまれたくないからでは?』といぶかしがる声も聞こえました。それでも、メディアは一斉に祝福モードでしたから、疑問を挟む余地もなかったですよね」(女性誌ライター)
しかし、そんな違和感ムードを吹き飛ばしたのが、お笑いコンビのおぎやはぎだったようだ。8月8日、深夜のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)でこのカップルの会見をボロクソにこき下ろして、多くの人たちから「激しく同意」「小泉に遠慮しなくて言っていいんだよね?」「なんかスカッとした」と拍手喝采を浴びたのだとか。
「おぎやはぎの小木は『まず官邸でやっているのがおかしい。官邸で結婚会見なんて常識ないからね、普通は』との疑問点をズバリ。また、デキ婚についても立場的に『ありえない』と一刀両断でした。『あれ?この人、政治家としておかしいな』と、政治家としての順番を守ってないと苦言。“違和感を代弁してくれた”と称賛されています。さらに、これも多くの指摘が上がっていましたが、会見の話自体が“面白くない、間が悪い”とぶった斬り。お父様の純一郎さんは面白かったのに、進次郎さんはつまらないと言いたい放題でしたね。でも、おぎやはぎさんのコメントに異議を唱える人が少なかったことでも、いかに今回の結婚発表をシラけて見ていた向きがいたかがわかります」(前出・女性誌ライター)
自分自身を“政治バカ”と評ししてた進次郎議員。それでも「国会で見たことないんですけど」「この人、何かした?究極の客寄せパンダでは?」と批判も続々。
未来の総理候補なら、今回以上のインパクトをお仕事で見せつけてほしいものだ。
(飯野さつき)