8月24日から25日にかけて生放送された「24時間テレビ42 愛は地球を救う」(日本テレビ系)の一部企画にかけられた“捏造疑惑”が大きな反響を集めている。
24日深夜に放送されたコーナー「お節介バラエティー“あの人に会いたくない!”」において、捏造によるやらせ疑惑の犠牲となったのは吉本興業の人気お笑いコンビ・EXITの兼近大樹だ。出演タレントと過去に大きな因縁を持ち、現在は絶縁状態にあるという人物から様々な裏情報を引き出そうという同企画だが、兼近の前に現れたのは中学生時代に交際していたという現在ユーチューバーのマナさんで、番組側が制作したVTRの中で彼女は兼近の二股交際を目撃してしまったことが原因で破局したと証言。
他にもマナさんは「(兼近は)本当にクズでした」「女の子の噂が絶えなかった」などと告発し、必死に悪評を否定する兼近の声はかき消され、スタジオからも彼に対する大ブーイングが飛び交っていた。しかし、この放送直後にマナさんは自身のYouTubeチャンネルを更新し、「伝えたいこと」と題した7分間の動画をアップすると、実際に兼近の不貞の現場を目撃した訳ではなく、24時間テレビのスタッフから“兼近さんは実は二股してたんですよ”と聞かされたことを告白。また、スタッフから“兼近の悪いエピソードをたくさんください”とそそのかされた事実も明かしたものの、「いっぱい(悪いエピソードを)考えたんですけど、実際そんなに無くて」「私は本当に兼近のことが大好きで、全部が良い思い出で感謝しかないです」などと主張している。
「他にも番組内で紹介された、兼近の二股を原因とするマナさんの男性不信についても『男の人が怖いと思ったこともない』と否定し、ほぼ全てのエピソードが24時間テレビ側によって作り上げられた捏造であることを示唆しています。スタッフが兼近の二股情報をどこから得たのかは分かりませんが、デビューして間もなくバラエティ番組から引っ張りだこの人気者状態となり、ネットでの好感度も抜群に高いEXITの兼近に“クズエピソード”があれば、そのギャップがウケるだろうと考えたのかもしれませんね。いずれにしても、一般人が気軽に動画を配信できたり、SNSが盛り上がりを見せているこの時代にはあまりにも不用意なやり方だったと言えるでしょう」(テレビ誌ライター)
ネットには「妹さんの学費を稼ぐために高校を中退してまでアルバイト頑張っていた兼近さんがそんなひどいことするとは思えない」「頑張っている人の足を引っ張ってそれのどこに愛があるのでしょう」「チャリティーとは関係ない内容だし、相手が芸人なら何やっても良いというわけではない」など、兼近を憐れむ声が圧倒的多数だ。
ハンサムなルックスで女性人気を鷲掴みにし、家族思いのタフガイ気質では同性からの支持も獲得する。このあまりの人気ぶりがターゲットにされた理由の一つなのかもしれないが果たして…?
(木村慎吾)