電気の復旧も予定より大幅に遅れ、被災住民を不安にさせている台風15号で甚大な被害を受けた千葉県の各地域。そんな中、千葉県を助けたいと“動いた”有名人も多数出現している。
「SNSで最初に名前が聞こえたのが女優の石田ひかりさんでした。9月11日に個人の力はあまりに小さいと言いつつも『行かないよりはマシ』と、1つのお店で買い占めにならないように数店舗を回るという配慮をしつつ、瞬間冷却材や栄養ゼリー、手を汚さずに食べれる野菜などの支援物資を千葉県安房郡鋸南町に届けたことをインスタグラムで報告しています。また、お姉さんのゆり子さんも妹さんの行動を報告すると、一斉に称賛が集まりましたね。そして、何といっても『さすが』と言わせたのがタレントの紗栄子さん。石田ひかりさんも、〈お会いしたことはありませんが〉としつつ、紗栄子の救援に関する投稿をいくつかシェアしています。紗栄子さんは、いまや芸能界におけるボランティアの第一人者と言っていいほどの存在で、今回は豪雨被害の佐賀県でのボランティア活動から戻ったばかりで早速、鋸南町に『物資を届けに参りました』と12日に報告。彼女の何が称賛されたかといえば、その迅速な行動もそうですが、物資を受け付けている小学校に事前に『必要とされているものを聞いた』という無駄のなさ。SNS上でも『こんなに立派な人だと思わなかった』『事前に聞くというのがすばらしい』『ボランティア活動を熟知している証拠ですね』と絶賛の嵐。セレブな暮らしぶりにまつわるネガティブなイメージはいまや完全に払拭されたと言っていいでしょうね」(女性誌ライター)
その一方で、残念な方向で名前が上がってしまったのが、7月の参院選で落選をしてしまった市井紗耶香だとか。
「千葉県出身の市井さんは館山市に物資を届けたそうです。称賛されるべき行動ではありますが、彼女は子どもも一緒に連れて行こうとして、現地の人に迷惑になるからと周囲の人から止められたことを報告。さらに、地元を思うあまり体調を崩し、自身が腎盂炎になったことを明かしたんです。これにはSNS上でも、物資を送ったことは立派とされながらも、自分の体調不良アピールを添える必要があったのかと疑問の声を招くことになってしまいました。中には『何でもアピールするのは次の選挙のためですか?』という皮肉まで頂戴してしまっています。批判されるのは気の毒な気もしますが、確かに『届けました』報告だけでよかったのかもしれません」(前出・女性誌ライター)
また、女優の桐谷美玲にも“残念”の指摘が上がってしまったようだ。女性誌ライターが続ける。
「桐谷も千葉県出身。ファンが実家のことを心配してくれたことに応える形で、地元の被害に胸が締め付けられるとコメント。さらに『同時に、自分自身の無力さをとても痛感しています、私に何ができるだろう。思いを届けるだけに果たして意味はあるのだろうか、とここ数日悩んでいました』とインスタグラムのストーリーズに投稿したんです。しかし、それに対し『えっ?それだけ?』『電気も通ってないのに思いだけが届くわけないのでは?』といった辛辣な声が上がってしまいました。悲痛の思いを述べているのに気の毒ですし、わざわざ報告しないだけで、何らかの救援活動を行っている可能性もあるわけですからね」
いまなお、AAA西島隆弘が千葉県内の各地に支援物資を届けたり、ジャニーズからは「ジャニーズアイランド」の滝沢秀明社長ががれき撤去のボランティアに若手たちと出陣しているなど、多くの有名人たちが行動を起こし、救援活動を行っている。
(山田ここ)