「コーヒーにダイエット効果があるからと聞いて毎日飲んでいるのですが……痩せません」。こんなお悩みをいただくことがあります。確かに、コーヒーには健康的なダイエットをサポートする効果が期待できますが、飲み方や生活習慣の工夫なしに痩せることはできません。そこで、コーヒーダイエットを成功させるポイントを紹介していきましょう。
コーヒーでダイエット効果を高める基本は、「ブラックコーヒーを食後に1杯飲む」という方法。コーヒーに含まれるカフェインが自律神経の働きを促進し、体内を活動モードに切り替えてくれます。体脂肪を蓄えにくく、燃焼させやすい状態に整える効果が期待できるのです。食後以外では、「運動の30分ほど前」のタイミングに飲むのもよいでしょう。運動による体脂肪の燃焼効果を高めてくれます。
どちらも、「ブラックコーヒー」を飲むことが大きなポイント。砂糖やミルクをたっぷり入れては、摂取カロリーが増えてしまって思うように減量できないケースがあります。また、カフェインの過剰摂取は健康を害するため、1日1~2杯を目安に取り入れましょう。
ブラックが苦手な人には、「バターコーヒー」もオススメです。バターコーヒーダイエットは、朝食をグラスフェッドバター(10g)とMCTオイルを(5~10cc)入れて撹拌したコーヒーに置き換えるというもの。朝食にこれ「だけ」を飲むことで、エネルギーを消費しやすい状態に整えます。ただし、たっぷりの脂質を同時に取り入れることになりますので、砂糖や蜂蜜などの甘みを追加するのはNG。おにぎりなど他の食べ物を一緒に食べることも、ダイエット目的ではNGです。
「朝食がコーヒー1杯で終わりなんて我慢できない!」「固形物を食べたい」という場合は、食後にブラックコーヒーを取り入れる方がよいでしょう。
コーヒーを飲むダイエット法は、体内を代謝のよい「痩せやすい」体質に整えるもの。ですから、他の食事で食べ過ぎていたり、せっかく体脂肪を燃焼させやすくなったのに運動をしなかったりしては、思うように結果が出ません。朝食以外の食事を栄養バランスのよいものにしたり、適度な運動を取り入れたりして、体脂肪をしっかり燃やすことが大切なのです。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)