シンガーソングライターのGACKTが1月11日放送の「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)に出演。“星に帰るマカベ”と題したエピソードトークに非難の声が集まっている。
番組開始から15周年を記念し、GACKTの他、フリーアナウンサーの古舘伊知郎、歌手のファーストサマーウイカも特別ゲストとして「すべらない話」に参戦したが、GACKTが披露したスタッフのマカベの失敗談とそれに対する“鉄拳制裁”のエピソードが物議を醸す事態に。
GACKT本人が「星に帰るマカベ」と銘打ったエピソードトークでは、ドジなスタッフのマカベなる人物を説教中、そのマカベの視線がGACKTの顔ではなく斜め上を向き続けていたことをボディーランゲージを加えながらユーモラスに説明。しかし、いつまで経ってもマカベは説教をしているGACKTの顔へ視線を向けなかったことから、「初めての経験だったので、(対処の仕方が)分からなくて。パーンって叩いたんですよ」とビンタする仕草を見せると、「マカベー!」と大声で怒鳴り上げたことも明かし、それでも尚マカベは虚な表情のままだったという。
意識が飛んでいるような印象だったからか、「お前、どこ行ってたー!」と再び大声で問いただすと、マカベからは「ちょっとそこの星まで…」との返答が。GACKTはそうしたスタッフからの不可思議な返しが自身の経験に全く無いものだったと話し、「マカベー!“パーン”って」と、またも激しくビンタをする動きを見せ、そうしたやり取りが「20回続いた」とも振り返っている。
「説教をされている最中のスタッフが明後日の方向をボーッと眺めていたという体験談を独特の間や空気感で伝え、最低限笑えるような体裁にはしていましたが、要は“ミスを犯した部下を怒鳴り、複数回ビンタをした”というパワハラ紛いのエピソードトークであり、SNSやネットでは『GACKTさん、スタッフの話…パワハラ案件だと思わないのでしょうか?ビンタ…20回もしてたら』『今はどんなに相手が悪くても上司が部下に暴力を振るったらパワハラになると知らないのかな?』『GACKTの話はパワハラ傷害事件の話だった。警察に訴えられたら普通に負けるよ』との指摘が出ています。昨年末に医師でタレントの木下博勝氏がスタッフへ暴言を吐き、そのスタッフが座る車の椅子を後ろから蹴り付けたとの暴露報道をされ、大きな騒動となりましたが、一方で、複数回にわたってスタッフを直接ビンタする仕草を見せたGACKTはこれを“すべらない話”として披露しているのは、さすがに視聴者も違和感を覚えたのでしょう」(テレビ誌ライター)
GACKTはこの“マカベ”に、音声テープを回していないかを確認した方が賢明かもしれない。
(木村慎吾)