タレントの加藤綾菜が1月14日放送の「くにまるジャパン 極」(文化放送)の「極シアター」に出演し、夫でお笑いタレントの加藤茶から厳しい口調で叱られたエピソードを明かしている。
夫婦揃ってバラエティ番組に出演する際には、“鬼嫁の綾菜と、その尻に敷かれる加トちゃん”という関係性がベースとなっているが、綾菜が芸能活動に関する悩みを吐いた際には、普段温厚な加トちゃんから“マジなトーン”で説教されたという。
大学卒業後すぐに結婚し、自立しないまま専業主婦になった為、綾菜が昨年より本格的にタレント活動を開始したことについては、“すごく喜んでいた”という加トちゃん。しかし、始めたばかりのタレントという仕事でなかなか上手くいかない現状を吐露したところ、芸歴58年目の夫からは「一人前でもないのに、一人前な悩みを言うな」「3年以上テレビに出させてもらったなら“上手くいかなかった”と言っても良いけど、まだ(タレントを始めて)数カ月でそんなことを口にするな」などと真顔で厳しく一蹴されてしまったようだ。
これには綾菜も「はい!」と返事するしかなく、「あの可愛い加トちゃんが…。結構厳しく言われてしまって」と回想し、「それからそういうことは言ってないです」と反省。まずは直向きに努力し、3年間テレビに出続けられるよう気持ちを切り替えている。
「夫と妻という関係性の中では綾菜が多くの場面でリードしてきたのでしょうが、タレント同士となれば芸歴わずか数カ月の綾菜に対し、加トちゃんは58年目で、まるで師匠と弟子といった間柄になります。また、45歳下の妻を甘やかすことなく、芸事を極めることの大変さを厳しく知らしめた加トちゃんには『良い旦那さん。しっかり怒ってくれるなんてさ。これからも頑張れっていうエールだと思う』『加トちゃん、さすがでございます』との称賛が集まり、そういった夫のキャリアにリスペクトを持ちながら説教を受け入れている綾菜にも『謙虚で素晴らしいです』『綾菜さんも“はい!”とはよく出来た方だと思う』『なんだか最近は応援したくなる夫婦』などと好意的な反応が寄せられています。“加藤茶の妻”という一発屋のタレントにはなってほしくないとする加トちゃんの優しさや、そんな夫の稀有な説教を素直に聞き入れられる綾菜の謙虚さが感じられるエピソードですね」(テレビ誌ライター)
遅咲きのタレントではあるものの、誰よりも説得力がある“超大御所タレント”からのアドバイスを直接受けられるのは、相当に恵まれた環境といえるかもしれない。
(木村慎吾)