お笑いタレントの有吉弘行が1月19日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)に出演し、元タレントの島田紳助さんへの“復帰待望論”について言及している。
暴力団との親密な交際があったとして、2011年に芸能界を引退していた紳助さんは13日、YouTube「misonoチャンネル」への出演で久しぶりの“映像出演”となり、変わらぬトーク力を見せつけたことで多方面から芸能界への復帰を望む声が出ていたが、これについて有吉は「“芸能界、復帰歓迎の声多数”だって」「本当?そうなの?吉本の芸人にアンケートとってみたいよね」などと疑問視。
続けて、「(吉本の芸人は紳助さんを歓迎するって)言うかな?俺は言わないと思うよ。misonoに聞けば“歓迎”って言うだろうけど」とも語り、実力者であり、また、絶対的な権力者でもあった紳助さんの復帰に対する吉本タレントの本音を勘繰っている。
「ダウンタウンの松本人志やナインティナインの岡村隆史を始め、様々な大御所タレントが紳助さんの復帰を望むようなコメントを残している中、有吉は若手芸人の立場からの本音を汲み取るような見解を述べました。かねてバラエティ番組でも、有吉は紳助さんによる『オールスター感謝祭』(TBS系)でのお笑いトリオ・東京03への恫喝を何度かパロディーにして笑いを取っており、芸能界において独裁的な存在感や威圧感を誇っていた紳助さんの復帰待望論に違和感を覚えたのでしょう。ネットでも『アンケートで(紳助さんの復帰を)決めてくれるなら、他にもたくさん見たくない人がいるので全員にアンケート実施してほしいです』『MCが出来るポジションまでのし上がってきた現役の芸人からすると席が取られるから内心イヤだろうな』『東京03のようなパワハラの被害者もまた出てくる可能性も否定できない』との声が多く出ており、有吉の指摘を支持するものが大半です」(テレビ誌ライター)
とはいえ、紳助さん本人が現在の悠々自適な暮らしぶりを“幸せ”と語り、芸能界への未練はないと断言している以上、たとえ望まれようが、復帰の可能性はゼロに近いのかもしれないが…。
(木村慎吾)