化粧水を塗ってスキンケアをした後、油分を含んだ乳液をしてフタをするということをよく耳にします。実際、毎晩やっている人も多いのでは? でも、皮膚科医の吉木伸子さんの著書「新版 今さら聞けないスキンケアの正解」(主婦の友社刊)によれば、油分を与えても肌の乾燥は防げないのだとか。いったい、どうしてなのでしょうか?
実際、保湿に役立っているのは、油分を含む乳液などのフタではなく、セラミドをはじめとする細胞間脂質であることが分かっているそう。そうなると、セラミドなどの保湿成分を含む美容液をつけたほうが、保湿には効果的ですよね。セラミドなどの細胞間脂質には、水分を抱え込む性質があるといわれています。こうした成分を肌に補うことで、潤いを保つ方向へシフトしていきたいものですね。
また、ウェルネス・ジャーナリストの藤田麻弥さんの著書「すぐわかる!今日からできる!美肌スキンケア」(学研プラス刊)によれば、パックをする前には化粧水を使うといいのだとか。素肌にパックするよりも、化粧水で肌を湿らせておくと美容成分が浸透しやすいといわれているそうです。どうやら、美容成分の道筋作りに、化粧水は欠かせない存在であるようですね。
スキンケア用品は賢く選び、うまく使って、その効果を存分に得たいものですね。