タレントの坂上忍が2月3日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、法律違反の薬物使用で逮捕された女優の沢尻エリカ被告について、引退の可能性は低いとの見解を示した。
番組では、先月31日に東京地裁にて開かれた沢尻被告の初公判について取り上げ、「女優への復帰は考えていません」と断言する彼女の言葉も伝えたが、今後の更生をサポートしていくとの意向を示す所属事務所エイベックス・マネジメントの存在や、同社役員による「個人的には、いつかまた彼女の作品は見たいが、女優業は世間の理解があってこそ。彼女も女優業への復帰を前提としていません」との手紙も法廷で読み上げられたことを伝えると、坂上は「ぶっちゃけ引退するはずがないっていうか」とコメント。
続けて、「僕らは引退っていうのは別に自由なんですよ。ただ、戻るんだったら自分からじゃなくて、請われないといけない。あんな事あったけど、やっぱり見てみたいよねって言ってもらえたら」と話し、スポンサーを始め、周囲から求められることで役者としての復帰は可能になると説明した。
「大河ドラマの撮り直しやCM提携スポンサーへのダメージなど、ありとあらゆる方面に多大なる損失と迷惑をかけてしまった為、今このタイミングで“復帰”をチラつかせないことは心証を改善する為にも当然のスタンスでしょう。重大な凶悪犯罪を犯し、長年塀の中に居るような事態であれば、物理的にも女優復帰は無理になってしまいますが、言うなれば、“スポンサーと世間の理解”さえ揃えば復帰は可能となり、これらからの理解を得るには、自ら早々と復帰の選択肢を模索するのではなく、しっかりと猛省した様子を見せることが最短ルートでの復帰に繋がるわけです。また、絶対に女優業の再開をしないと沢尻が心に決めているのであれば、エイベックス側が今後のサポートを請け負うメリットも存在しないでしょう。ネットにも『普通に考えてもこのまま引退はあり得ない。いつ復帰するかという時期だけの問題』と坂上の意見に同調するものが多いです」(テレビ誌ライター)
また、ちょうど3日には同じく薬物事件によって逮捕された俳優のピエール瀧が来年公開の映画「ゾッキ」で役者に復帰することが報じられ、映画関係者からの強い要望があったことで早々の活動再開に繋がったとも伝えられている。
圧巻の美貌と役者としての実力を兼ね備える沢尻にも同様の“救いの手”があれば、再び銀幕の世界へ舞い戻るのも時間の問題だと言えそうだ。
(木村慎吾)