女優・鈴木杏樹の“略奪愛”が「週刊文春」によって報じられ波紋を広げている昨今。その余波を受けたのか、昨年まで出演していた人気ドラマ「相棒season18」(テレビ朝日系)の2月5日放送回の平均視聴率が11.8%に急落している。
「鈴木は2006年の『season4』から月本幸子役で登場。幸子は夫の死後、暴力団幹部のオンナになっていましたが、夫を死に追いやった犯人がその幹部だと知り、拳銃を使って復讐。海外逃亡を企てていたところ、特命班に逮捕されてしまいました。しかし、その後も度々ゲストとして『相棒』に出演。2012年の『season10』から水谷豊演じる右京の勧めで小料理屋『花の里』の2代目女将に就いていました」(テレビ誌ライター)
昨年の「season17」をもって鈴木は「花の里」の2代目女将を卒業しているので、今回の視聴率に影響しているとは考えにくいが、「花の里」を巡っては、ある噂がいま駆け巡っている。
「実は、初代女将の宮部たまき役を演じた女優の高樹沙耶が、2016年に法律違反の薬物関連で逮捕。この逮捕から2年間、テレ朝は高樹の出演している放送回の再放送を自粛。今回も主婦層がテレビを観ている再放送で鈴木の放送回を自粛する可能性もあり、ネットでは高樹に続く鈴木のスキャンダルに“負のジンクス”を指摘するコメントが躍っています」(放送作家)
しかも業界では、長年ファンに愛されてきた同シリーズも、今シーズンがラストになるとの見方もある。「相棒」「科捜研の女」と圧倒的人気を誇ってきたテレ朝の警察シリーズも視聴者が高齢化。そのせいか広告収入も下降傾向だと言われているからだ。
「東山紀之主演の『刑事7人』、井ノ原快彦主演の『特捜9』、そして4月期にはキムタク主演の『BG~身辺警護人~』の続編がスタートするなど、テレ朝も開局60周年を期にシリーズものの若返りを計りたいところ。そういった意味で『相棒』もそろそろ潮時なのかもしれません」(前出・放送作家)
鈴木の不貞報道が“呼び水”に…ということはないだろうが。
(窪田史朗)