4月15日からスタートする女優・篠原涼子が主演するドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)の本編映像が2日に解禁。13年ぶりに帰ってくる名作ドラマに早くも期待する声が寄せられている。
「このドラマは、スーパー派遣社員・大前春子(篠原)があらゆるトラブルを解決するという、全話平均視聴率20.2%を獲得した前作の続編。今回は、働き方改革や高齢化、副業、アウトソーシング、AI導入など多様化する令和の時代を舞台に、再び春子が大活躍。前回出演した小泉孝太郎、大泉洋、勝地涼らに加えて山本舞香、杉野遥亮、塚地武雅といった新メンバーも加わり、ますますパワーアップしています」(テレビ誌記者)
3月30日から前シリーズの傑作選が放送されるなど、続編の放送前に盛り上がりを見せているが、その一方でネットでは「ハケンの品格、めっちゃドクターXに似てるな」「冒頭のナレーション#ドクターXは、#ハケンの品格をパクったんだな!」などと、主人公の完全無欠のキャラ設定からナレーションまで、大ヒットドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系)にソックリとの指摘が相次いでいる。
「確かに二つのドラマを比べると、『ドクターX』で米倉涼子演じる大門未知子の口癖『いたしません』も、『ハケンの品格』で春子(篠原)が繰り出す常套句。冒頭に流れる『膨大な資格とスキルを武器に腕一本で生き抜く、高時給の一匹狼のスーパー派遣社員』のナレーションのくだりも『ドクターX』を思い起こさせます。実は両作品とも、ベテラン脚本家・中園ミホ氏によるもの。ナレーターまで同じ田口トモロヲと、もはや確信犯ですね」(制作会社プロデューサー)
「ハケンの品格」は2007年の1月期に放送され、2012年に第1期が放送された「ドクターX」よりも古い。ところが「ドクターX」が日本を代表するシリーズドラマに成長したため、「ハケンを品格」を見ていなかった人には、あたかもこちらがパクッているかのような印象を与えているようだ。
「2007年に放送された『ハケンの品格』、また『アンフェア the movie』で映画初主演を果たした篠原は、この年ギャラクシー賞個人賞を受賞。当然、続編が待たれるところでしたが、篠原は翌年に第一子、2012年には第二子を出産。そうこうしているうちに、2012年からテレ朝で『ドクターX』が始まり、中園氏はそちらにかかりっきりになってしまったという訳です。篠原も、今回は必ずリベンジしたいと思っているでしょうね」(前出・制作会社プロデューサー)
13年ぶりの再登板に燃える篠原涼子。“視聴率女王”の座を奪還することはできるだろうか。
(窪田史朗)