同い年のジャニーズタレント同士にはどうにも複雑な関係があるようだ。4月25日放送の「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)では「Sexy Zone」(セクゾ)の菊池風磨が初の仕掛け人役として、後輩グループ「Snow Man」の向井康二にドッキリを仕掛けてみせた。
「菊池と向井は同じ94年度生まれの同学年。ジャニーズ事務所入りは向井のほうが2年早いものの、CDデビューはセクゾのほうが8年以上も早く、先輩後輩関係はあいまいなようです。番組では菊池が『どっちかが敬語使ったら、そのまま一生続いていく』と両者の微妙な関係を告白。『このドッキリGPでどういう立ち位置にお互いがなっていくかが今後を左右していく』と、ライバル心をバチバチさせていました」(芸能ライター)
セクゾで17枚ものシングルをリリースし、昨年には舞台単独初主演も果たした菊池にしてみれば、Snow Man入りした昨年1月までは関西ジャニーズJr.だった向井のことなど先輩と認められないのは無理もない。しかし両者の立ち位置を客観的に眺めれば、菊池はとても先輩風を吹かしている場合ではないというのだ。
「Snow ManのデビューCD『D.D./Imitaion Rain』は初週に75万枚超を売り上げ(ビルボード調べ)、4月19日までの累計では93万枚のメガヒット作品となっています。それに対してセクゾはシングル17枚中の15枚が20万枚割れと低迷し、11thシングルの『勝利の日まで』はジャニーズとしては異例の10万枚割れを記録。36万枚弱で最多売上枚数を記録した『君にHITOMEBORE』は、1枚300円のミュージックカードを売るという商法で枚数を積み上げた結果であり、ファンからも散々な評判でした。このようにグループとしての勢いではもはや、“Snow Man>セクゾ”という図式は明らかなのです」(前出・芸能ライター)
しかもセクゾは、CDデビュー組の中でドーム公演をやっていない数少ないグループの一つ。今後に可能性があるキンプリやジャニーズWESTとは異なり、A.B.C-Zと並んで“ドームに手の届かないグループ”との評判が定着している。
そのセクゾで貴重なバラエティ要員として活躍している菊池だが、いまや「ドッキリGP」での立場は明らかだというのだ。芸能ライターが続ける。
「デビュー9年目の菊池がデビューしたばかりの向井と一緒にレギュラーになったことは、向井の引き立て役を任せられたも同然でしょう。今回は菊池が仕掛け人となりましたが、そのうち向井からドッキリを仕掛けられる日も来るはず。そうなれば番組内での主従関係もおのずと決まるわけで、もはや菊池の立場は“噛ませ犬”も同然です。そもそも同番組でジャニーズタレントとしては異例のマッパまで披露させられているのですから」
勢いではSnow Manに後れをとっているセクゾ。個人として菊池は、どう意地をみせるか?
(白根麻子)