女優・菊池桃子が6月22日をもって所属事務所を退所。個人事務所「ヴァイサイト」を設立したことが公式ウェブサイトによって明らかになった。
菊池は現在、朝ドラ「エール」(NHK)で主演を務める窪田正孝演じる裕一の母親役で出演中。異例のタイミングであることから、一部マスコミ関係者からは次期衆院選挙への出馬に向けた準備ではないかとの憶測が飛び交った。
「菊池は2015年、安倍晋三首相の諮問機関『一億総活躍国民会議』の民間議員を務め、翌年には文科省の『初等中等教育局視学委員』に就任。さらに昨年11月には、経済産業省政策局長の新原浩朗氏と再婚。新原氏は政界とも近く、その人脈をフル活用して出馬するのではないかという声は以前よりありました。菊池は自身のインスタグラムを更新し『これまでも繰り返し否定してまいりましたが、100%ございません』と否定していますが、依然として出馬の話がくすぶっているのです」(週刊誌記者)
夕刊紙デスクは、こう分析する。
「新原氏は本来なら、60歳を迎え今年の3月末で定年の予定でしたが、コロナ禍もあり『余人をもってかえがたい』という理由から定年を延長。安倍首相の覚えがめでたいことから今夏の人事で事務次官ポストに収まるとの話も出ています。そうなれば、人気や知名度の面から菊池に白羽の矢が立つのは、当然の流れではないでしょうか」
菊池は、長女に障がいがあったことから社会構造に疑問を抱き、教育活動に携わってきた。40歳で大学院に入学し、卒業後は大学の客員教授も務めている。2016年の参院選で出馬の噂が立ったが、否定した経緯がある。
「今は子育ても落ち着いているでしょうし、もし今後、朝ドラをキッカケに女優活動に力を入れていくのなら、1989年から信頼関係で結ばれてきた前事務所『パーフィットプロダクション』をやめる必要はなかったはず。そう考えると、芸能界とは違った世界に新たに挑戦すると考えた方が自然ではないでしょうか」(前出・夕刊紙デスク)
元大阪府知事の橋下徹氏は「2万%出馬しない」といいながら出馬した。「100%ない」くらいでは、あるいは出馬すると見たほうが‥‥?
(窪田史朗)