タレントの薬丸裕英が7月8日、「TOKIOカケル」(フジテレビ系)にゲスト出演。TOKIOメンバーに「グループは残してほしいな」と語る一幕があった。
32年前にジャニーズ事務所を退所しているが、現在でも所属タレントとのさまざまな交流があるという薬丸に、国分太一が「薬丸さんから見て、TOKIOってどんな感じに見えてるんですか?」と尋ねると、「お世辞でもなんでもなく、25年アイドルでやっていけるってすごい。これは本当にすごいと思う。人気もないとグループって続けてられない。でも(TOKIOは)続けてられるじゃない。最終的にジャニーズ事務所を引っ張っていくのはTOKIOだと思う」と思いを明かした。続けて「いろんな形でTOKIOが変わるかもしれない。変わっても少年隊みたく、TOKIOというグループは残して、最後まで名前は残ってほしい」とエールを送った。
さらに、「リーダー(城島茂)に至っては、定年退職をジャニーズ事務所でする。1回定年退職して外れて、また執行役員として戻ってくる」というかつて例のない“定年退職ジャニーズ”と経営陣入りの希望も明かすと、城島は「戻る場所ありますかね」と笑いを誘った。
「この薬丸の発言は、すでに退所の意向を固めたと報じられている長瀬智也に向けての言葉であったことは明らか。周知のように昨年TOKIOはデビュー25周年の節目だったにもかかわらず、新曲のリリースやライブも行えないまま年を終えました。長瀬はジャニーズの中でも人一倍音楽活動へのこだわりが強く、山口達也の退所以来、音楽活動を休止したままにしている事務所の姿勢に不満を募らせていると報じられています。番組内でも明かされましたが、少年隊・東山紀之からジャニーズWESTの中間淳太まで世代を超えた幅広い交友関係があるという薬丸。退所後もジャニー喜多川氏から可愛がられていたといいますから、中居正広を始め、所属タレントの退所が相次ぐジャニーズ事務所の現状を見て、TOKIOに『解散するな』と言わずにはいられなかったのでしょう。
番組を見たファンからは、《形だけ残っててもファンはうれしくない》《今のジャニーズ引っ張るのはTOKIOって言いすぎだと思う》《シブがき隊の活動って6年半しかないのに説得力ゼロ》など冷ややかな意見も見られますが、薬丸は22歳でシブがき隊を解散し、事務所も退所。24歳で結婚しましたが、その後もタレントとして芸能界の第一線で活動を続けてこられた“辞めジャニ”としてのレアケース。“ジャニーズ円満退社の先駆者”などともいわれますが、今回の発言は、芸能界の荒波を乗り越えてきた自身の経験からの親身なアドバイスだったのでしょう」(芸能記者)
薬丸からのメッセージを、神妙な顔つきで聞いていた長瀬。退所の意向に変化が生じることはあるのだろうか。
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