歌手の長渕剛と志穂美悦子の娘で女優の文音が8月26日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演し、父から受けた厳しいしつけを明かしている。
文音は17歳の頃に年上の大学生と交際していた時期があり、彼が羽田空港から地方の実家へ帰省する際に“離れるのが寂しい”との理由でそのまま同じ飛行機に搭乗してしまったという。しかし、これを知らされていなかった長渕と志穂美は娘が失踪したと思い、一時パニックに。
その後、長渕は文音を東京に強制的に帰宅させ、真冬の2月に文音へ「庭に出ろ!」と指示。セーターも脱ぐよう言われ、肌着の状態にさせられると、バケツに入れた冷水を頭から浴びせられたという。あまりの寒さに凍える文音の前に母・志穂美が現れ、さらに「バケツでバッチャーンって(かけられた)。『親に嘘を付くな!』って言われて。まじ死ぬかと思いました」と振り返った。
なんでも文音によれば、長渕と志穂美は「嘘にすごい厳しい」とのこと。また、長渕は許可無く娘を連れて行った彼氏にも怒りの矛先を向け、自らの空手道場に呼び出すと、「歯を食いしばれ!」と一喝。殴りかかるのかと思いきや、「(頭を)コンッって小突いた」だけで終わったようだ。
文音は後になって長渕に彼氏を“小突く”のみで済ませた理由について、「女の子が純粋に1人の男性を追いかける情熱っていうのは許してあげたかった。純愛だから、それを自分が崩したくなくて殴らなかったんだ」と説明され、「そんなこと考えてたんだ。1本取られたな」と感動させられたと回想した。
「コワモテの長渕らしい少々荒っぽい教育法が明かされ、一部からはSNSで『虐待だね』『イメージ通りの教育でした』との指摘が出ていますが、ネットには『長渕の行動は間違っていない』と擁護の声も多い。17歳の娘が突然居なくなったと大騒ぎになれば、冷水をかけるくらいのお灸は据えるべきだとの意見もあり、『夫婦揃って教育方針が一緒ならブレない。厳しいけど愛も感じる』『私は虐待とは思わない。親なら誰だって突然娘が居なくなれば心配するのは当たり前』『娘の失踪はたとえ短期間でも両親にとっては“冷水をぶっかけられたような心境”だったのかもしれません』などといったコメントも並んでいます」(女性誌ライター)
文音は冷水をかけられて“まじで死ぬかと思った”と回顧したが、長渕と志穂美も娘の行方が分からなかった時は動揺して気が動転したはず。少なくとも、当時の文音の彼氏は長渕の道場から無事に生還できただけでも幸運だったといえるだろう。
(木村慎吾)