昨年7月に逝去したジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏が最後に命名したジャニーズグループが「美 少年」だ。16年の結成時は「東京B少年」だったが、翌17年に新メンバーの金指一世が加入して現在の6人組となった。翌18年に「Sexy美少年」と改名すると、さらにその翌19年、現在の形に落ちついた。
美 少年は、ジャニー氏が最後に惚れこんだイケメン集団。那須雄登は慶應義塾大学、浮所飛貴は立教大学の学生で、ルックスのみならず知性の方もハイスペック。未デビューだが、ジャニー氏のみならず、先輩からも寵愛を受けている。
「ジャニーさんが亡くなった翌月(8月)、嵐の松本潤が米国・ロサンゼルスに発っています。日本人街のリトルトーキョーで行われる『二世週日本祭』のステージに立つ美 少年に帯同するためです。05年8月には、同じくデビュー前のKAT-TUNもここのパレードに参加していますが、美 少年はパレードだけではなく、JACCC広場と高野山米国別院ホールでライブもしました」(アイドル誌ライター)
松本は、次世代ジャニーズの育成に積極的。昨年は、King & Princeのコンサート演出にアドバイスを送っている。松本だけではなく、美 少年にはKAT-TUN・亀梨和也、山下智久も協力態勢を敷いている。
「昨年9月、『ザ少年倶楽部』(NHK)のコーナー『少クラNEWS』に出演した山下が、美 少年の楽曲を作詞・作曲すると発表。『LALA love』という手づくりソングをプレゼントしました。亀梨は、『ねぇ もっと』という新曲を作詞。デビュー前のグループが“修二と彰”から新曲を提供されるのは異例です」(前出・アイドル誌ライター)
山下は、新型コロナウイルスの影響で外出自粛が呼びかけられていた今春、複数回にわたってプライベート動画を配信していた。自室のキッチンでフレーバーウォーターを作ったこともあったが、その際のBGMが「LALA love」。意図的であったにせよ、美 少年への愛が感じられると、SNSは沸いた。
ジャニーさんの秘蔵っ子で、マツジュン、修二と彰からも熱視線を送られている美 少年。現在は、ライバル関係にあるHiHi Jetsと「裸の少年」(テレビ朝日系)にレギュラー出演中。テレ朝系金曜ナイトドラマの7月期では、メンバー全員が主演を務める初のドラマ「真夏の少年~19452020」が放送された。
勢いに乗る6人組。この活躍に天国のジャニーさんも目を細めているに違いない。
(北村ともこ)