お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が10月9日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演し、同じ吉本興業所属のトレンディエンジェル斎藤司の怪我トラブルについて言及した。
斎藤は群馬県で行われたフジテレビ系実験バラエティ番組「でんじろうのTHE実験」のロケに参加。尻の下にエアバッグを敷いた状態で爆発させ、身体がどれだけ浮き上がるかを検証する体当たり企画において、1メートル以上も上昇して着地に失敗した。
すぐさま病院に搬送されたが、背骨の圧迫骨折と右手首捻挫との診断を受け、全治は3ヶ月程だという。実験前のスタッフによる検証では、30センチ程度の浮上に留まっていたというが、やはり制作サイドの過失は否めないだろう。
この話題について振られた遠藤は「斎藤もまだ小さい子供が生まれたばっかりで、大変やなと思う」とし、「まぁ、一生懸命仕事をしているので、仕方ないことなんで、こういうことはね」とロケでの負傷トラブルは起こりうることだとコメント。続けて、「代わりが必要だと思うので、僕で良ければ全然何でもやりますので、これからもよろしくお願いします」とアピールし、盛り上げていた。
「長く『ヒルナンデス』(日本テレビ系)でレギュラーを務めるも、この春に番組を“クビ”になったと自虐し、『汐留からこっちにやってきました』と『バイキング』への初登場で開口一番に語っていた遠藤。その初日からいきなりフジテレビの情報番組で、同局の事故についてコメントを求められることになりましたが、この“仕方がない”との表現や、その後の代役アピールなどがあまりに軽いと疑問の声が続出。ネットには『フジテレビにとっては仕方のないことではない』『脊髄損傷の危険もあったわけで。遠藤さん、フジへの忖度なのかな』『“代わりに僕で良ければ”なんて先輩がよく言えたな』『ちょっとビックリ。感覚がズレてるよ』との反応が並びました。遠藤は、レギュラー出演する『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)でも昨年、俳優の佐野史郎がロケ中に怪我をして問題視された騒動を間近で見ているはず。一向に無くならない撮影中の負傷トラブルを少しでも減らすべく、やはり“仕方ない”という言及だけでは不十分でしょう」(テレビ誌ライター)
“誰にでもミスや過ちがある”との意味でコメントしたのかもしれないが、遠藤にとっては「バイキング」初日からフジテレビの過失についてコメントしなければならない状況こそ、事故だったと言えるだろう。
(木村慎吾)