お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が10月10日放送のラジオ番組「トレンディエンジェルのPePePeラジオ」(文化放送)に出演し、8日に起きた“エアバッグ事故”を振り返っている。
斎藤はフジテレビのバラエティ番組「でんじろうのTHE実験」のロケにて、エアバッグの爆発で体がどれだけ宙に浮かぶかを検証し、1メートルの高さまで浮上。着地の際に右手首を捻挫、胸椎については圧迫骨折する事態となり、フジテレビが斎藤や関係者にお詫びの声明文を発表していた。
今回、事故後初となるラジオ番組の収録となり、リスナーから届いた多くの心配のメッセージが紹介された。斎藤は「痛み止めとかも飲んでるんで、そうやって自分の中で(痛みがやわらぐ)ポジションがあるんです。背筋を張っていると割と大丈夫かな。立っている方が楽だったりします。寝転んでいると起きたりするのが辛い」と現在の容体を説明。
担当した医師からは「このぐらいで済んで良かったね」と告げられたことを明かし、「こう考えると、出川(哲朗)さんとか上島(竜兵)さんとかの運の強さを感じます。あれだけ体張って怪我一つしないって持っている人は持っているんだなって。そうすると俺って持ってないんだなって思います」とリアクション芸を極める出川らのタフさに驚いている。
「事故から2日が経過し、早くもラジオ番組には復帰することができたということで、ファンもひと安心でしょう。一方、斎藤は出川や上島について“怪我一つしない”ほど強運だと語っていますが、実際には出川は過去に出演したバラエティ番組の中で『首以外の骨は全部折った』と告白。具体的に鎖骨、手、足、背骨を折ったとし、あばら骨については3回も折ったといいます。そうした事実が同じ芸人である斎藤にすら知られていないのは、出川が番組サイドに迷惑がかからないよう、こっそりと病院に通っていることが遠因かもしれません。今回、斎藤自身も事故直後に『スタッフさんの顔を曇らせてしまった』ことについて『申し訳ないと思います』とコメント。しかし、こっそり通院するという出川も含め、こうした芸人側の番組側への過剰な配慮こそがロケ中の負傷トラブルが無くならない要因とも考えられます。芸人であれば少々危険なロケと分かっていても全力で挑むことが多い為、やはり番組側がしっかりと安全確認をする必要がありますね」(テレビ誌ライター)
最近では同じANZEN漫才・みやぞんやフォーリンラブのバービー、そしてTOKIOの城島茂らがそれぞれ番組ロケ中に負傷。令和のバラエティ番組では“他人を傷付けない笑い”が重宝されているが、同時に“タレントが傷付かない笑い”についても徹底していくべきだと言えそうだ。
(木村慎吾)