元V6坂本昌行、若き日に「キャッチャー」引き受けジャニーズに再入所の深いワケ

 元V6の坂本昌行が「A-Studio+」(TBS系)に出演したのは去る3月3日。そこで語った波乱万丈のジャニーズ人生に、改めて驚きの声が上がっている。

 坂本は1988年にジャニーズ事務所に入所するも、デビューできずに20歳の時に、ジャニー喜多川社長(当時)に「違う世界で勉強してきます!」と言って退所。旅行会社に就職したという。「1回離れることで本当に自分がやりたいことがわかった」と当時を振り返った。

「坂本が別のインタビュー取材でかつて自身の会社員時代を明かしたところによれば、満員電車に揺られてタイムカードを押し、電話番やバソコンで資料を作る日々だったそうです。会社主催の“ねるとんパーティ”のツアコンをした際、フリータイムに何も準備しておらず、慌てて『フルーツバスケット』をするも、盛り上がらず、スキーツアーに行く前に雨がひどくて中止が決定。お客さんに『なんで中止なんだ』『予測しとけ!』と怒られ、約30分間ひたすら謝るだけだったこともあったそうです」(テレビ誌ライター)

「A-Studio+」でのトークに話を戻すと、そんなある日、坂本は電車でKink Kidsの2人にバッタリ会い、「今、何やってるの?」と聞かれ、答えられない自分が悔しくて、同期のTOKIO・国分太一に電話し、“事務所復帰”を相談。すると翌日ジャニー氏から電話があった。受話器の向こうから、怒りもせずに「野球大会のキャッチャーの仕事があるからおいで!」と言われ、復帰すると東山紀之の付き人になったという。

「坂本は1995年にV6でデビューし、リーダーとして2021年の解散までグループを牽引。また、元少年隊の錦織一清に憧れ、ジャニーズのタレントとしてミュージカル俳優への道を切り開きました。そうした努力が実り、3月2日に発表された『読売演劇大賞』で優秀男優賞を受賞。事務所の大先輩で舞台俳優として活躍する岡本健一からお祝いしてもらったことを報告しています。こうした活躍にも、サラリーマン生活での経験が活きていると、坂本自身も話しています」(芸能ライター)

 きっと泉下のジャニー氏も喜んでいるに違いない。

(窪田史朗)

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