木村佳乃主演の金曜ドラマ「恋する母たち」(TBS系)もいよいよ最終回。回を追うごとに俳優・阿部サダヲ演じる落語家・今昔亭丸太郎にハマる視聴者が続出しており、その状況を指す「丸太郎沼」が大きな注目を集めている。
このドラマは、息子を都内の名門校に通わせる3人の美しい母たちが、再び女性として恋に落ちる大人のラブストーリー。100年に1人の逸材と呼ばれる丸太郎(阿部)が恋に落ち、猛烈なアプローチをかける相手は、弁護士を夫に持つ蒲原まり(仲里依紗)。12月4日に放送された第7話では、まりの夫の繁樹(玉置玲央)が、自身の浮気が原因で弁護士としての仕事を失い、自暴自棄。そんなまりに丸太郎が「結婚しよう。これから一生まりちゃんと子供達に愛情を注ぎ続ける」とバーでプロポーズする。
丸太郎との結婚を望みながらも「夫が立ち直ったら離婚する。だから待っていてほしい」と涙するまりに「惚れ直したよ」「いつでもおいで、待ってるから」と呟いて優しくキスをする丸太郎。この場面に心臓を鷲掴みされたファンからは、ネット上に「このシーン泣いた。何この包容力‥‥泣泣泣」「阿部サダヲさんが素敵すぎる」「こんな色気のある阿部サダヲ見たことなかったかも」など、キュンキュンコメントが書き込まれている。
「阿部といえば、2007年の主演映画『舞子Haaaan!!!』で、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。また2019年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)では、中村勘九郎とW主演を務めるなど、宮藤官九郎脚本によるコメディ作品が代表作。これまであまり色男の役とは縁がありませんでした。それが一転、色気ダダ漏れ役を演じたことから、『丸太郎沼』に落ちたファンが急増中のようです。実は戸田恵梨香主演のドラマ『大恋愛』(TBS系)などを手掛けたラブストーリーの名手・大石静さんが今回の脚本を担当。この作品を書くに当たって、自身も『丸太郎沼』にハマってしまったことも話題を呼んでいます」(芸能ライター)
50歳にして「色気ただ漏れ」キャラに変貌した阿部サダヲ。ますます人気俳優となりそうだ。
(窪田史朗)