カワイイだけのタレントやアイドルばかりがキャスティングされた予定調和な連ドラが多いなか、演技のできる俳優がしっかりと世界観を作り上げている職業ドラマとして、今クールの連ドラの中では突出している「重版出来!」(TBS系)。
オダギリジョー、荒川良々、松重豊、安田顕など、実力派、個性派の面々が味のあるキャラクターを見事に演じている。主演の黒木華には「主演を張る華がない」「地味」といった厳しい評価も少なからず聞こえてくるなか、経験豊富なキャストがしっかりと脇を支えているようだ。
そのなかでも注目されているのが、作画の上手な新人漫画家・東江絹を演じている高月彩良だ。
「高月は20代後半くらいに見えますが、実は18歳。08年に子役デビューし、14年にスタジオジブリのアニメ映画『思い出のマーニー』で有村架純とともに声優を務めたことでメディア出演が増えました。アイドル経験もあり、『次世代ブレイク間違いなし』と言われて続けていましたが、今作まであまり注目されずに来ました。若いながらも演技はできるし、華もあります。主演の黒木に足りないビジュアル面を支えている、旬な若手女優です」(漫画誌グラビア担当者)
果たして高月は演技派の黒木にビジュアルで対抗し、視聴者の心をつかむことができるのか。