NHKが10月27日、アイドルグループ・ジャニーズWESTの重岡大毅が主演を務めたミニドラマ「悲熊(ひぐま)」のシーズン2の制作決定を発表。ネットには歓喜の声があふれた。
「悲熊」はLINE漫画で発表された同名の4コマ漫画を原作として5分間のミニドラマ。水産加工場で働きながら自活する小熊の、切なくも前向きな日常を描く“癒やし系”ドラマとして20年12月18日~24日に全10話が放送された。クスッと笑える「悲しいこと」が満載の内容もさることながら、主演の重岡は顔だけ出した熊の着ぐるみを着て小熊役を熱演。そのキュートな姿も話題を呼んだ。
シーズン2は10月27日に発表された『東京ドラマアウォード2021』でシーズン1が“奨励賞”を受賞したことを受けて制作を発表。バーベキューという言葉の響きに怪しい妄想をしたり、すき焼きの試食に恐怖をおぼえたり、新キャラと仲良くなったりと小熊の新たな日常が描かれる。
ネットでは《おぉ~楽しみ》《これ、可愛いよね。原作の悲熊より好きw》《このドラマの癒し効果半端ないから楽しみ》《前回の悲熊観ました。かわいいかわいいばかり言っていました》《前回のやつ見逃したから再放送してほしい!》など期待の声が殺到した。
「役者が被り物をして人間以外の役を演じるというドラマは、近年では20年4月から2クール放送された松重豊主演の『きょうの猫村さん』(テレビ東京系)があります。NHKでは『悲熊』だけでなく、オダギリジョーが警察犬役を演じた池松壮亮主演のドラマ『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』も21年9月に全3回で放送されました。NHKはこれまで実験的、挑戦的と言えるドラマを数多く制作しており、『被り物ドラマ』もそのひとつと言えるでしょう。今はまだミニドラマや放送話数が少ないものばかりですが、違和感を持つ視聴者が減れば、『悲熊』のようなドラマが増えるかもしれませんね」(芸能記者)
重岡が『被り物ドラマ』という新たなジャンルのパイオニアとなるかも?
(柏原廉)