高級クラブのホステスへの性加害を報じられた俳優の香川照之が、10月スタートの日曜劇場「アトムの童」(TBS系)を降板したことが9月7日、わかった。
同ドラマは、山崎賢人演じる天才ゲーム開発者が老舗玩具メーカーと組み、大企業に立ち向かう物語。香川は企業側のボス役で出演予定だった。すでに6日ほど撮影を済ませてきたが、いずれもお蔵入りとなるという。
香川は、金曜日のMCを務めていた情報番組「THE TIME,」(TBS系)を降板。不定期特番の「香川照之の昆虫すごいぜ!」、「香川照之の昆虫すごいZ!」(ともにNHK)はすでに放送中止。テレビCMも順次放送を終了している。
これら一連の処遇にネット上では「自業自得」「香川さんの行いが招いた事態」など厳しい批判もあるが、その一方で「報道番組の出演は降板すべきだと思うけれど、役者としては面白いし、昆虫への知識はすごいものがあるから、これを全て失わせてしまうのは問題あり」「政治家は記憶にないを繰り返して、女性問題を起こしても居座っているのが現状。示談にもなっているのに、芸能人に対する社会の目はあまりに厳しい」などの意見もあった。
「現在放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)が最終回(9月29日)を迎えれば、テレビで香川の姿を見ることは当分ないでしょう。今後は歌舞伎役者・市川中車としての活動が中心とならざるを得ないかもしれません。歌舞伎の世界は、女性問題に甘いと言われていますからね」(芸能記者)
身から出た錆とはいえ、香川の今後はイバラの道となりそうだ。