「NHK紅白歌合戦」でSMAP復活──。もはや風物詩のようになった噂に、あの“超大物”が仲介役として名前が挙がっていることを10月30日、ニュースサイト「FRIDAYデジタル」が報じた。
同記事によると、今年の紅白は近年の低迷を払拭すべくNHKが本気になっているといい、中森明菜、松田聖子など大物アーティストへの出演交渉が水面下で進んでいるという。その中で16年に解散したSMAPが一夜限りの復活を果たすと噂されているというのだ。
芸能プロ関係者の証言によると、その根拠は来年1月に元メンバーの木村拓哉主演の映画「レジェンド&バタフライ」が公開されること。同作は東映70周年の記念作品であり、制作費20億円という超巨大作品のため失敗は許されない。木村も広告塔としてフル稼働しており、今年なら紅白出演を受けるのではないかと言うのだ。
一方で、別の芸能プロ幹部によると「新しい地図」の香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛の3人は木村との間にいまだに深い溝があるという。いくら木村がPRと割り切っていても3人が歩み寄れるかは不明であり、ジャニーズ事務所にしても若手を押し込んでいきたいという意向があるとか。
そこで、再結成に向けてお笑い芸人の明石家さんまが間を取り持つ可能性があるという。さんまは10月29日放送の「ワルイコあつまれ2時間スペシャル」(Eテレ)で「新しい地図」の3人と共演。さんまは木村や中居正広と仲がよく、直々に3人の説得に動くため、このタイミングでの出演を決めたのではないか、というのだ。
しかし、ネット上では同記事に対して、《キムタクの映画の興行収入のための復活はないでしょ》《絶対ありえないでしょうね》《これはないと思う。まず両事務所がその気にならないといけないし、さんまが仲介したくらいでは無理でしょう》《今さら全員揃ってる姿見て、ファンは嬉しいのかな。ゴタゴタ思い出しちゃって素直に喜べなさそう》など、信じる声は非常に少なそうだ。
「SMAP再結成の噂は事あるごとにあがっていますが、先日も木村が29年ぶりに再結成した4人組バンド『男闘呼組』のライブに行っただけで『SMAP再結成の呼び水』と報じられていました。これだけ再結成の噂が何度も報じられて実現しないのですから、信じる人がいないのも無理からぬことでしょう」(芸能記者)
過去を遡れば、16年の『27時間テレビ』(フジテレビ系)の生トークコーナーにて、中居がさんまから根掘り葉掘り解散騒動について質問責めされたことがきっかけで2人は険悪状態に陥り、現在は関係断絶状態に陥ったと報じられたものだった。
「それを決定的にしたのが18年の大型音楽番組『音楽の日』(TBS系)。さんまは元妻で女優の大竹しのぶとともに出演したのですが、同番組で総合司会を担当した中居はさんまの出演場面だけスタジオから姿を消し、安住紳一郎アナに進行を任せていました。2人の共演は現在もないため、さんまは仲介役どころではないでしょう」(前出・芸能記者)
SMAP再結成には、まずはさんまと中居の仲介役を立てることから始める必要がありそうだ。
(柏原廉)