広瀬すずとKing & Prince永瀬廉が共演する連続ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)が、1月17日にスタートする。脚本は北川悦吏子氏。かつて「あすなろ白書」や「愛してると言ってくれ」「ロングバケーション」などを手がけ、恋愛ドラマのヒットメーカーとして知られる北川氏が、「オレンジデイズ」以来19年ぶりにTBSで、完全オリジナル脚本で勝負をかける。
「キャッチフレーズは、『世界で一番美しいラブストーリー』とかなりの大仰さ。重鎮・北川氏の実力をもってすれば、その世界観が見事に反映されそうではあります。しかし、広瀬は九州から上京したばかりで、方言丸出しの田舎者。永瀬は親に反抗、くすぶったままで売れない音楽家の卵という設定。そんな“昭和感”満載の2人が今時流行らない下宿先で恋に落ちる設定に、どれほどの視聴者が共感するかは疑問です。ましてや番宣用のお忍びデート企画が1月2日の『集まれ!内村と○○の会 新春SP』(TBS系)で放送されるや大炎上。2人の仕事を忘れたかのような、あまりの仲睦まじさに、ネット上には悲鳴が続出しました」(テレビ誌ライター)
折しも、広瀬は山崎賢人と熱愛発覚したばかり。永瀬ファンは、共演をきっかけに男にちょっかいを出す危険人物と見てしまうかもしれない。恋愛ドラマには女性視聴者のヒロインへの共感が必須。放送前から反発を買いかねない状況に、高視聴率は危ういと見るむきも。
「夕暮れに、手をつなぐ」の不安要素はまだまだある。
「広瀬と永瀬は人気スターに違いないが、思いのほか数字を持っていません。 広瀬はドラマ『anone』『ネメシス』(共に日本テレビ系)で視聴率1桁の大爆死。永瀬が主演した『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)にいたっては平均世帯視聴率4.4%の惨状です。そのうえ、北川氏の前作『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ)も平均世帯視聴率 8.7%と振るわなかった。加えて、先にスタートした裏番組の時代劇『大奥』(NHK)がすこぶる好評で、ツイッターには主演女優や関連ワードがトレンド入りするほどの大人気ですから、数字を食われそうです」(テレビ誌ライター)
ライバルの橋本環奈は紅白で評価を大きく上げただけに、広瀬も意地を見せたいところだろうが、さてどうなる?
(塩勢知央)