アイドルグループKAT-TUNの元メンバー田中聖被告と言えば、昨年6月に薬物事件で有罪判決を受けていたにもかかわらず、判決9日後に再び同様の事件で逮捕。世間に「もはや救えない」という印象を与えてしまった。
そんな田中被告の裁判が2月27日午後、千葉地裁松戸支部で行われ、田中被告には懲役1年4カ月の実刑判決が言い渡された。ショッキングな今回の実刑判決は、執行猶予中にあっさりと薬物逮捕を繰り返してしまったことが大きいとみられる。
「仕方ない結果だとは思いますし、同情をしている人はファンの中にもほとんど見当たりません。最初の逮捕時には更生してほしいと願っていたファンからも、たとえ実刑判決が確定してその刑期を終えても、また同じことを繰り返すのではないかという懸念の声も聞かれます。どうやら、それには田中が被告人質問で答えた内容が大きく影響しているようですね」(週刊誌記者)
田中被告が被告人質問で話した薬物使用動機が「社会復帰を目指していたのですが、ネットなどで覚えのない記事が出され、多くの誹謗中傷があり、それによる不安やストレスからです」というもの。これが拡散されると、ファンからは「ネットや誹謗中傷を言い訳にしている時点で更生できない確率100%だと思う」「自分が悪いのに外的要因のせいにするって甘すぎて失望した」などの声が一斉にあふれたのだ。
「判決の9日後に再犯してしまう人の言葉ですからツッコミどころ満載ですよね。罪を償った後でも事あるごとにネットなどでいろいろと批判される可能性は避けられません。そのたびにいちいち不安やストレスを言い訳にして、薬物に手を出すのか、ということです。『反省してない』と思われても仕方ないでしょう」(前出・週刊誌記者)
世間の心配を覆して、更生してほしいものだが。
(塚田ちひろ)